2014年7月20日日曜日

映画「アナと雪の女王」の感想 Review of "Frozen"

本記事は、映画「アナと雪の女王」の感想記事です。

【ネタバレ注意】 アナと雪の女王のあらすじ


姉のエルサと妹のアナは、アレンデール王国の王女姉妹です。長女のエルサは、触れた物を凍らせ、雪や氷を自由自在に出せ操れる不思議な能力を持っていました。

ある日の明け方、妹アナに誘われたエルサは、城の一室で、魔法を使った雪で遊んでいました。ところが、アナが雪山から転落しそうになり、助けようとした際、誤ってアナの頭に魔法が当たってしまいます。結果、アナの髪の毛は一部が白くなってしまいました。アナは意識を失い、エルサは両親を呼びました。エルサの呼びかけ聞きつけた両親が駆け付けます。そして、王様は古い書物を紐解き、森に住むトロールに会いに行きました。

トロールの長老は、魔法が心ではなく頭に当たったので治すことが出来ると言い、アナの記憶をエルサと雪で遊んでいた記憶に変え、エルサの不思議な力の記憶を消し去り、アナの頭に戻しました。楽しく遊んだ記憶はそのままに、エルサの魔法の記憶だけを封印したのです。

両親はエルサが魔法を制御できるようになるまで他人から隔離することとし、城門を閉じ、召使いも減らし、アナとエルサの部屋も分けてしまいました。エルサ自身も罪悪感から部屋に閉じこもり、それ以来アナに顔を見せなくなりました。アナは突然エルサが顔を見せなくなったので毎日部屋の前に行き、遊ぼうと誘うが、エルサが応じることはありませんでした。

数年後、両親が海難事故に遭い、亡くなってしまいます。

そして、事故から3年後、エルサは成人し、女王に即位することになりました。載冠式の日がやってきました。この日は何十年ぶりに城門が開くということで大勢の人々、他国の王族もやってきていました。そこでアナは招かれたサザンアイルズの13番目の王子・ハンスと恋に落ち、なんとその日の内に婚約をしてしまうのです。

2人はエルサに婚約を報告します。しかし、エルサは出会ったその日に結婚を約束するなどあり得ない、と婚約を認めません。アナとエルサは口喧嘩になり、アナはエルサの片方の手袋を取ってしまいます。感情が高ぶったエルサは、思わず自分の力を大勢の前で使ってしまいます。魔法の力を知られたエルサは王国にいられなくなり、逃げ出します。エルサの魔力により、夏だった国は凍てつくような冬になり、雪に閉ざされてしまいました。逃げ出したエルサは解放されたかのように魔法を使い、雪だるまや氷の城を作り、高らかに歌い上げます。これが有名な、「Let it go」です。

アナは、ハンスに王国を委ね、エルサを連れ戻すために旅に出ます。旅の途中で山男のクリストフ、彼の相棒トナカイのスヴェンに出会い、エルサを捜すのを手伝ってもらうことに。さらには、エルサが魔法で作った雪だるまのオラフも加わり、エルサの雪の城を目指します。

雪の城に着いたアナは、エルサを説得しようとします。しかし、エルサは魔法の力をコントロールしきれず、アナの心にエルサの氷の破片が刺さってしまいました。

クリストフはアナを助けようとトロール達の元へ向かいます。一方、兵士達を連れたハンスは氷の城を見つけました。ウェセルトン公爵の企みでエルサを殺すよう命じられた兵士は、エルサに矢を射かけようとします。そして、エルサは魔法の力で彼らを止めようとしました。結局、エルサは、ハンス達に捕えられ牢屋に閉じ込められてしまいます。

一方、クリストフはトロール達の話からアナの凍った心を溶かすためには真実の愛が必要だと聞かされ、急いでハンスがいる城に戻ります。アナをハンスに届けたクリストフは心配しながらも立ち去ります。アナは、ハンスに、真実の愛の証であるキスをするよう求めますが、ハンスの態度は急変し、この王国を乗っ取るといいアナを置き去りにし部屋を出て行ってしまいました。他の公爵たちにアナはエルサが殺したとでっちあげエルサを殺す口実を得ます。 


アナを想い、山を歩いていたクリストフは王国の異変に気付き急いで城に戻ります。一方、一人残され、貧弱しているアナの元にオラフが現れ、誰が真実の愛の相手なのか気付かせました。それに気付いたアナはクリストフを捜しに行くことにしました。外は雪の嵐。クリストフもアナを捜していました。ついにアナはクリストフを見つけます。しかし、近くでハンスがエルサを殺そうとしているのを見つけ、おもわずエルサを助けに行きます。ハンスが剣を振り下ろした瞬間にアナは氷になり、剣は弾き飛ばされエルサは助かります。エルサは氷になった妹を見て、抱きしめながら涙を流します。その瞬間、みるみるとアナの氷が溶け、アナが生き返りました。そう、真実の愛はクリストフでもなく、姉妹愛だったのです!

魔法を制御できる方法は愛だと知ったエルサは国中の氷を溶かしていき、王国は夏に戻りました。力を制御できるようになったエルサは王国に戻りました。

感想


とても感動しました。真実の愛が姉妹愛という点が意外性もありますね。

2014年3月6日木曜日

「七色いんこ」(手塚治虫)の感想 Rainbow Parakeet

手塚治虫先生の、『七色いんこ』という作品が好きです。

学生時代に読んではまりました。

1981年から1983年まで週刊少年チャンピオン(秋田書店)に連載された手塚治虫先生の漫画作品です。

主人公の「七色いんこ」は、代役専門の天才役者にして泥棒という異色のキャラクター。七色いんこは、観客から盗みを働くのを劇場と劇団が見逃すことを条件に、どんな代役でも引き受けて見事に演じます。そんな彼に恋心を抱きつつも、彼を逮捕しようと追い回すのが、千里万里子刑事です。数々の演劇を下敷きにしたストーリーが展開します。


感想