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2020年8月5日水曜日

『コレットは死ぬことにした』第102話の感想


本記事は、『コレットは死ぬことにした』(幸村アルト作)第102話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2020年17号(2020年8月5日発売)


※ 作品の内容に関する感想を記載するという記事の特性上、ネタバレを含みますので、ご注意ください。


今回の感想


最近は、コレットの薬師としての成長を感じさせるエピソードがじっくりと描写されています。

ハデス様とのラブラブ展開やギリシャ神話に関連するエピソードなども面白いですが、主人公コレット自身のキャリアアップのエピソードも本作品の醍醐味でしょう。

前回すっかりベレー先生と打ち解けたコレットは、ベレー先生から、故郷の村への道筋をつかむ情報をききました。


いよいよ、コレット自身の過去話しですね。

重苦しい展開になるような予感・・・。

旅人が病原菌をもってくる・・・なんだか現実にありそうな感じです。

現実の世界でも、コロナウイルス感染症の流行により、様々な問題が発生していますよね。

コレットの世界ではどのように伝染病に対処していくのでしょうか。

2019年12月22日日曜日

コレットは死ぬことにした 93話の感想 Colette Decides to Die Chapter 93


本記事は、『コレットは死ぬことにした』93話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2020年2号(2019年12月20日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 92話の感想


前回のあらすじ


ハデス様の父親・クロノス様とラダマンティスたちとの心温まるエピソードがみられた回でした。

今回の感想


前回に引き続き、コレットのエリシュオン訪問の巻です。

エリシュオンは、ギリシャ神話では天国とされていますが、そのとおり、とても素敵な場所でした。

クロノス様のおうち、可愛らしいなぁ。

クロノス様、予想以上にマスコット扱いされているのですね(笑)。

今回は、様々な人たちが実は見かけによらず、意外な一面を持っているということが描かれていました。

人は見かけによらないというのはそのとおり。


→ 【更新予定】コレットは死ぬことにした 94話の感想

2019年12月5日木曜日

コレットは死ぬことにした 92話の感想 Colette Decides to Die Chapter 92

本記事は、『コレットは死ぬことにした』92話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2020年1号(2019年12月5日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 91話の感想


前回のあらすじ


コレットとハデス様との甘ーいラブラブショットをおがめました。


今回の感想


コレットとハデス様との甘ーいラブラブショットの続きがみられて幸せでした。

ハデス様の父親・クロノス様とラダマンティスたちとの心温まるエピソード。

期待通り、エリシュオンも出てきましたね。


→ コレットは死ぬことにした 93話の感想

2019年11月20日水曜日

コレットは死ぬことにした 91話の感想 Colette Decides to Die Chapter 91

本記事は、『コレットは死ぬことにした』91話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年24号(2019年11月20日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 90話の感想


前回のあらすじ


無事に水鏡が完成。冥府の裁判官たちも始動しました。


今回の感想


前回の90話で、第81話の、ハデス様の父親・クロノス様の登場から始まった、冥府事件エピソードもひと段落しました。今回は後日談的エピソードでした。

コレットも登場し、ハデス様との甘ーいラブラブショットもおがめましたよ♪


→ コレットは死ぬことにした 92話の感想

2019年10月25日金曜日

コレットは死ぬことにした 各話一覧あらすじ Summary of Colette Decides to Die

幸村アルト先生の作品である、『コレットは死ぬことにした』(白泉社〈花とゆめコミックス〉、既刊13巻(2019年5月20日現在))が大好きです。入念に練られたストーリー。伏線もあり、考察する際に、あとから以前の回を見返すことも多いです。だんだん話数が増えてきたので、どの回でどんなストーリー展開だったか見直ししやすいよう、各話のキーワードをまとめました。

本作品の連載に伴って随時更新する予定です。

2019年10月24日木曜日

コレットは死ぬことにした 90話の感想 Colette Decides to Die Chapter 90


本記事は、『コレットは死ぬことにした』90話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年22号(2019年10月19日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 89話の感想


前回のあらすじ


ミノスが割ってしまった水鏡。ゼウス様ががんばって作り直し中。

一方。コレットは、愛の女神アフロディーテ様と、夫のDVに苦しむ女性を救いました。


今回の感想


ゼウス様は、水鏡を創るために雷を落としていました。ずっと落とし続けて、ぐったり。猫姿に戻ります。

その後材料を入れて混ぜて・・・お料理みたいですね! 無事に水鏡が出来上がって安心しました。

一方、冥府では、新入り3人がそれぞれ冥府の裁判に向き合っていました。

今回、コレットの登場はありませんでした。

第81話の、ハデス様の父親・クロノス様の登場から始まった、冥府事件エピソードもようやくひと段落ですね。

次回91話は、11/20発売の、花とゆめ24号掲載です。どんなお話しになるのでしょうか。

→ コレットは死ぬことにした 91話の感想

2019年10月4日金曜日

コレットは死ぬことにした 89話の感想 Colette Decides to Die Chapter 89

本記事は、『コレットは死ぬことにした』89話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年21号(2019年10月4日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 88話の感想


前回のあらすじ


コレットは、愛の女神アフロディーテ様と診察デート。

一方、ハデス様は、ラダマンテュス、ミノス、アイアコスの3名を冥府の裁判官として任命します。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 88話の感想


今回の感想


ゼウス様は、早々に雷を落とし切って水鏡をつくるよう、プレッシャーをかけられます。

水鏡、できるのかなぁ? 水鏡、あった方が便利ですよね。いくら複数の裁判官体制になったとしても、水鏡なしでは、裁判の時間がかかりすぎます。

一方、コットと愛の女神・アフロディーテ様は、夫の家庭内暴力(DV)に苦しむ女性を救いました。ちょっと不思議ちゃんなアフロディーテ様ですが、さすが女神様ですね。悪い人ではないようです。浮気されまくる旦那様は気の毒ですが。

今回、冥府の人たちは登場しませんでした。

次回こそ水鏡の命運が明らかになるでしょうか?

⇒ コレットは死ぬことにした 90話の感想

2019年9月21日土曜日

コレットは死ぬことにした 88話の感想 Colette Decides to Die Chapter 88



本記事は、『コレットは死ぬことにした』88話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年20号(2019年9月20日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 87話の感想


前回のあらすじ


コレットは、雷雨から避難してきた人たちのために、避難所のお手伝いをしていました。そんな状況のなかで突然現れた、愛の女神アフロディーテ。コレットはアフロディーテ様とデートすることに。

一方、ハデス様は、冥府を見て回ります。ハデス様、何か思案しているようです。

今回の感想


愛の女神・アフロディーテ様とデートすることになったコレット。さてはまさかの百合展開?と思いきや、アフロディーテ様のデートの概念は思いのほか広く、診療、もデートに値するようです。まずは一安心、といったところでしょうか。

そして、ついにハデス様は新しい裁判官を3名任命します。ラダマンテュス、ミノス、アイアコス。ますますギリシャ神話の展開に近づきましたね。

ハデス様は、3人の過去の経験を買ったようです。

前回ハデス様が思いついたのは、やはり、ラダマンテュス、ミノス、アイアコスを冥府の裁判官として任命することだったようです。予想通りの展開でした。

ゼウス様ががんばっていた水鏡は、結局完成しないで終わるのでしょうか・・・?このまま放置プレイだったらゼウス様が気の毒です! 

→ コレットは死ぬことにした 89話の感想

2019年9月5日木曜日

コレットは死ぬことにした 87話の感想 Colette Decides to Die Chapter 87


本記事は、『コレットは死ぬことにした』87話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年19号(2019年9月5日発売)

※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 86話の感想


今回の感想

休載が続いていました。待望の連載再開。期待に胸を膨らませて読みました。

ハデス様を励ましたコレット。地上へ戻ってからは、雷雨から避難してきた人たちのために、避難所のお手伝いをしていました。

続く激しい雷雨に、人々も不安になっていたようです。

そんななか現れた、美しい女性。それは、愛の女神アフロディーテでした。言っていることはよくわからないけれど、さすが女神様。貫禄があります。

唐突に登場した感じがしますが、何かの伏線になるのでしょうか?

一方、ハデス様は、冥府を見て回ります。裁判が滞り、死人たちも滞留しています。ハデス様、何か思案しているようです。






2019年7月20日土曜日

コレットは死ぬことにした 86話の感想 Colette Decides to Die Chapter 86

本記事は、『コレットは死ぬことにした』最新86話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年16号(2019年7月20日発売)

※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 85話の感想

前回のあらすじ


ミノスが割ってしまった、冥府の水鏡。なおすことはできず、新しく創ることに。一つ目巨人キュクロプスとゼウスが協力。地上では激しい雷雨に。

今回の感想


一つ目巨人キュクロプスとゼウスによる、「水鏡」の作成は難航中。オリジナルはかつて巨人キュクロプスが三人がかりで作ったもの。やはり、ゼウス様の単身ではなかなか難しいようです。

地上にも影響が出ています。激しく続く雷雨に、逃げ惑う地上の人々。その中にはコレット一行も。

情報収集のため、ヘルメス様は天界へ。コレットとディオ様は冥府へ。ここで、コレットは、ミノス、アイアコスにも会います。体調を崩したミノスの看病にあたるコレット。

ここで、ミノスの過去が語られました。水が苦手だった理由も明らかに。

冥王としてのハデス様は、部下に対しては虚勢を張るものの、コレットにはお見通しでしたね。神様だって、不安です。

さて、ハデス様の決断とは? ギリシャ神話どおり、ミノスたちを部下にするのでしょうか? 水鏡は?

気になる続きですが、しばらく休載。「コレットは死ぬことにした」の本誌連載再開は、「花とゆめ」2019年19号です。




土砂降りはハデス様の心の中? ハデス様にとっての光は、コレットですね。

2019年7月7日日曜日

「コレットは死ぬことにした」のコミックスの扉絵 Colette Decides to Die

「コレットは死ぬことにした」のコミックスの扉絵も、それぞれ違っていて魅力的です。


  1. コレット
  2. ハデス
  3. ガイコツ、カロン、ケルベロス
  4. セラとポーラ
  5. 猫ゼウス
  6. ハリーとコレット
  7. ガイコツ 風呂ガイコツ
  8. コツメ
  9. ガイコツ
  10. ディオ、ヘルメス、アポロン
  11. コツメ 禁断のコスプレ
  12. コレットとハデスのぬいぐるみ
  13. ガイコツ

なんと、コツメくんは2回も登場しています!

コレットは死ぬことにした 85話の感想 Colette Decides to Die Chapter 85

本記事は、『コレットは死ぬことにした』最新85話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年15号(2019年7月5日発売)


前回のあらすじ


ハデス様の部下候補として、エリシュオンの住人である、ラダマンテュス・ミノス・アイアコスが冥府を訪れ、裁判見学をしていた。ある死者の発言がミノスの逆鱗に触れ、ミノスが死者につかみかかり、水鏡に拳を叩きつけてしまう。水鏡にひびが入り、割れた部分から水柱が立ち上がる。


今回の感想


今回も胸が震える展開です。神話の世界に萌えます。最近の展開は、グッときます!

表紙はゼウス様、姿は人間。珍しいなぁと思ったら、そう来たか。

前回割れてしまった水鏡。内心の動揺を隠せないハデス様。実はこれ、ただの水鏡ではない。古代の力で作られた、特別なもの。なおすのは無理。

そこで、ゼウス様の協力のもと、一つ目巨人たちが水鏡を新たに作ることになりました。が、物を作り続けてかつてのような力を失った彼ら。もし作れなかった場合は、ハデス様自身が死者のウソを見抜かなければならなくなる。永遠に。

最後のハデス様のほの暗い表情。うーん、ハデス様の負担増大ですね・・・。

ミノス、とんでもないことをしてくれたものです。死者の言葉に惑わされる裁判官なんてありえません。人間だったときは、豊かな国を治めたひとかどの人物だったのに、残念ですね。

でも、ギリシア神話からすると、今後、ミノスが裁判官の部下になるはずです。彼自身がどう変わっていくのかも見どころです。

今回のゼウス様は、かっこいいです。雷霆を手に、ガイアの泉に雷を落とすシーンには胸が震えました。やるときはやる、決めるときはきめる、ゼウス様にドキドキしました!まさに神様ワールド!幸村先生の描く、新たな神話の世界です。

ゼウス様は天空神であり、全宇宙や雲・雨・雪・雷などの気象を支配しています。そう思うと、お天気の変化の一つ一つがゼウス様のご機嫌の変化だと思えて面白いですね。


ハデス様の日除けもかわいらしいですね。一つ目巨人たちも愉快な見た目です。

次から次へと登場する新キャラクターたち。造形、大変だったのではないでしょうか。

本編の話の内容はシリアスですが、冥府の今後にとって重要なターニングポイントとなる新章。続きが気になってたまりません!!

私の予想では、前と同じ水鏡はできず、グレードダウンしたバージョンのものが仕上がるのではないかと思います。そして、それを使いつつ、今回迷惑をかけたミノスが不始末の詫びも兼ねて何らかの協力をしていくことになるのではないかな。

付録のハデス様も美しいです。

ギリシャ神話との関係


ゼウスは天空神として、全宇宙や雲・雨・雪・雷などの気象を支配していた。キュクロプスの作った雷霆(ケラウノス)を主な武器とする。その威力はオリュンポス最強と謳われるほど強大なもので、この雷霆をゼウスが使えば世界を一撃で熔解させ、全宇宙を焼き尽くすことができる。

キュクロプスは、天空神ウラノスと大地母神ガイアの息子たち。雷の精だったのではないかといわれる。彼らは父神に嫌われ、兄弟族のヘカトンケイル族とともに奈落タルタロスへ落とされた。クロノスが政権を握ったあとも、久しく拘禁されたままであった。しかし、ティタノマキアの時、ゼウスらによって解放される。キュクロプス達はその礼として、ゼウスには雷霆を、ポセイドンには三叉の銛を、ハデスには隠れ兜を造った。以後はヘーパイストスのもとで鍛冶業を続けた。

また、下記は、英語版のウィキペディアに記載されていた情報です。

In the Theogony by Hesiod, the cyclopes – Brontes (Βρόντης, "thunderer"), Steropes (Στερόπης, "lightning") and Arges (Ἄργης, "brightness") – were the primordial sons of Uranus (Sky) and Gaia (Earth) and brothers of the Hekatonkheires and the Titans. As such, they were blood-related to the Titan and Olympian gods and goddesses. They were giants with a single eye in the middle of their forehead and a foul disposition. According to Hesiod, they were strong and stubborn. Collectively they eventually became synonyms for brute strength and power, and their name was invoked in connection with massive masonry or blacksmithery. They were often pictured at their forge.

Uranus, fearing their strength, locked them in Tartarus. Cronus, another son of Uranus and Gaia, later freed the cyclopes, along with the Hecatoncheires, after he had overthrown Uranus. Cronus then placed them back in Tartarus, where they remained, guarded by the female monster Campe, until freed by Zeus. They fashioned thunderbolts for Zeus to use as weapons, and helped him overthrow Cronus and the other Titans. The lightning bolts, which became Zeus' main weapons, were forged by all three cyclopes, in that Arges added brightness, Brontes added thunder, and Steropes added lightning.

These cyclopes also created Poseidon's trident, Artemis' bow and arrows of moonlight, Apollo's bow and arrows of sun rays, and Hades' helm of darkness that was given to Perseus on his quest to kill Medusa.

According to a hymn of Callimachus, they were Hephaestus' helpers at the forge. The cyclopes were said to have built the "cyclopean" fortifications at Tiryns and Mycenae in the Peloponnese. The noises proceeding from the heart of volcanoes were attributed to their operations.

2019年7月5日金曜日

『コレットは死ぬことにした』のあらすじ Summary of "Colette Decides to Die"

幸村アルト先生の作品である、『コレットは死ぬことにした』(白泉社〈花とゆめコミックス〉、既刊13巻(2019年5月20日現在))が大好きです。入念に練られたストーリー。伏線もあり、考察する際に、あとから以前の回を見返すことも多いです。

今回は、ストーリーの大まかな流れを追ってみました。

「コレットは死ぬことにした」の登場人物一覧 Characters in "Colette Decides to Die"【2019年7月5日更新】

「コレットは死ぬことにした」の登場人物の魅力を語りつくしたいと思います。

主役

  • コレット・・・本作のヒロイン。17歳。薬師。プロ意識が高い。薬師の仕事は大変だけれど、患者のために一生懸命働く。頑張り過ぎて時に空回りしたり、言いたいことをズバズバと言って、ハデスや家来を振り回す。くるくる表情がかわり、生き生きしている。時にはヒロインとは思えない悪い顔をする。病人を見ると思わず助けずにはいられない。作中、旅に出る。やがて、薬師を育て繋いでいく野望を抱く。
    • コレットは、コレー(乙女の意)、ギリシア神話のハデスの妃ペルセポネーの別名と思われる。しかし、作中で言及はなく、また、コレットは人間。
    • 寝ている時に耳をつまむと笑う。
    • 外見・・・金髪三つ編み。薬師の青服。現在はハデスから贈られたピアスをつけている。重い薬箱を持ち歩く。
    • 職業・・・薬師
    • 来歴・・・6歳のときに流行病で村が全滅し、家族を失うも、薬師のアンノに引き取られる。村で唯一の薬師であるが故に毎日働きづめで、ある日ノイローゼになってしまい、井戸に飛び込んでしまう。
  • ハデス・・・本作のヒーロー。冥府の王様。冥府での仕事を優先し地下にこもっていたため、日光アレルギーを患っている。初登場時の肌は痛々しい。冥府を守るために自分の仕事に誇りを持っている。冥府の仕事に真摯・誠実。ワーカーホリック。部下思い。言動がいちいち素敵。治療をしていくなかで、激務に追われて忘れかけていたものを、少しずつ取り戻していく。無表情で冷淡に見えるが、実は優しく、慈愛があり、核心をついた言葉を言う。ギリシャ神話には珍しく理性的な神様。両想いになった後は情熱的な一面も。地下の鉱物資源の守護神でもあることからお金持ち。塩系男子。どことなく色気がある。
    • クロノスとレアの子で、ポセイドンとゼウスの兄である。
    • 好きなもの・・・自然、黄色の水仙、お風呂、犬の散歩
    • アイテム・・・隠れ兜(被ると姿が見えなくなる)、水鏡(死者の本音が見える)
    • 外見・・・黒髪、くせ毛。
    • 職業・・・冥王
    • 来歴・・・兄弟とクロノスをしばいた後くじ引きで冥王に。150年間冥府を出なかった。

地上

  • 薬師とその関係者
    • セラ・・・見習い薬師の少年。コレットの弟子
    • ポーラ・・・見習い薬師の少女。コレットの弟子
    • アンノ・・・薬師。コレットの師匠。30年前、肺炎にかかった妻を風邪と誤診して死なせてしまう。流行病で家族を亡くし、居場所を失ったコレットを引き取った。その後病死。
    • ノーラ・・・アンノ先生の亡妻。
    • イタン(タン兄)・・・薬師。コレットの義兄。頼れてカッコいい。
    • マリー・・・薬師。コレットの義姉。
    • ユリヤ・・・コレットの姉弟子で、アンノの三番弟子の薬師。
    • オーランド・・・コレットの兄弟子で、アンノの四番弟子の薬師。
    • ササラ・・・薬師を志す辺境の村の少女。
    • ヨノト・・・薬師。辺境の村で唯一の薬師。
  • 患者
    • ミィナ・・・妊婦。
    • リュー・・・病弱でお金持ちの青年。コレットに一目惚れし、結婚を申し込む。
    • アドナ・・・。故郷を探していたコレットがたまたま訪れた村にアドナの旦那さんが病に倒れて、看病をしていた。それをキッカケにこの村の薬師になったコレット。
  • その他
    • コルネ・・・かつてイオが暮らしていた街の少年。
    • ヘラクレス・・・半神半人の英雄。妻子を失った哀しみの記憶からの解放を求め、予言の神のお告げを受けてエウリュステウス王に仕え、彼の命令のままに各地を旅し目当てのものを集めてきた。12番目にして最後の命令でケルベロスの捕獲を命じられて冥府に襲来し騒動を起こす。その後、各地を旅し、里帰りの途中のコレットと再会する。

冥府


  • ガイコツ・・・ハデスの家来。風呂ガイコツ、秘書ガイコツ、料理ガイコツ、掃除ガイコツの4人がいる。見た目の区別はつかないが、ハデスやコレットは見分けられる。ハデスに絶対的な忠誠を誓っており、彼に一目置かれているコレットにはやや嫉妬している。びっくりすると頭が取れる。最近は頭蓋骨にヒビが入り気味な日々。「ハデス様ご招待ゲーム」のカードを楽しむ。
  • ハリー・・・針子ガイコツ。針山を腕につけている。頬を赤らめている。ハデスと顔すら合わせることのできなかったが、コレットとの出会いによって勇気を振り絞れるように。ガイコツの中では一番コレットと仲が良く、彼女とハデスが両想いとなったときは誰よりも喜んでいた。
  • カロン・・・ハデスに仕える冥府の船渡し。黒装束。2つの加護をもらっている。
  • ケルベロス(ケル、ベロ、スー)・・・ハデスの飼う冥府の番犬。可愛い。亡者たちの前では三つ首の巨大な怪物だが、お腹が空くとチビっこくなって「ケル」「ベロ」「スー」の3匹のわんこに。名付け親はハデス。
  • コツメ・・・海の神ポセイドンの元家来。カワウソ。
  • メンテ・・・ミントのニンフ。おしゃまでこなまいき。子どものようにハデスにじゃれつく。

天界・海洋

オリュンポス十二神
  • ゼウス・・・ハデスの弟。女たらし。猫に変身する。猫姿が愛らしい。お天気雨を降らせる。
    • アイテム・・・雷霆。
  • ポセイドン・・・ハデスの弟。
  • デメテル・・・ハデスの姉。豊穣の女神。
    • コレットのモデルと思われるペルセポネの母だが、本作品では母設定はない。
  • ヘスティア・・・ハデスの姉。炉の女神。
  • ヘラ・・・結婚の神。ゼウスの妻。ゼウスの不貞に対して常に目を光らせ、愛人たちやその子供たちに苛烈な罰を与える。
    • アイテム・・・毒蛇
  • アポロン・・・太陽神で、天界の薬師。かっこいい
  • ヘルメス・・・伝令神。通販運営。大規模事務所でニンフたちを雇い効率的に経営する。
    • アイテム・・・伝令使の杖
  • アテナ・・・知恵と戦いの女神。乙女限定の「マーガレットの会」の代表。凛々しくて格好いい。女神にもてる神々しい女神っぷりがすごい。
  • アルテミス・・・アポロンの姉で、狩りの女神。「マーガレットの会」の運営担当。つんつん可愛くて格好いい。アテナに心酔しており、男はアポロン以外に関心がない。
    • アイテム・・・弓矢
  • アフロディーテ・・・愛の女神で、ヘパイストスの妻。性愛に対して奔放な性格の持ち主。美男子であるハデスのことを気に入っており、彼を十二神に加えるかの会議では賛成派だった。
  • ヘパイストス・・・アフロディーテの夫で、鍛冶の神。ハデスがケルベロスのために買ったフリスビーの製作者でもある。ハデスを十二神に加えるかの会議では妻を取られるかもしれないと反対したが、前述したフリスビーの礼として大量の砂金を贈ってもらった時は感謝していた。
  • アレス・・・ 軍神。何度アテナに負けても諦めずに挑戦する。天界にいたころのハデスに何度か面倒を見て貰っており、自分を馬鹿呼ばわりしない数少ない存在として慕っている。
その他の神々や関係者
  • ディオニュソス(デュオ、イオ)・・・ゼウスが人間との間にもうけた息子で、酒の神。そのために幼いころはヘラの迫害から逃れるために各地を転々としていた。人間と交流するのが好きで、神となってからも天界にはほとんどおらず地上を放浪している。可愛くて憎めない神様。
  • ニケ・・・アテナに仕える勝利の女神。かつて不慮の事故で髪を切ってしまった際、相談に乗ってくれたコレットと親しくなる。可愛い。麗しい。
  • アンピトリテ・・・ポセイドンの妻。親譲りのドレスを汚された恨みをいつまでも忘れられない。
  • 柊・・・アポロンの宮殿のヒイラギに宿るニンフで、アポロンの家臣。アポロン不在時に天界へ訪れたコレットと友人になる。可愛い。
  • キュクロプス・・・卓越した鍛冶技術を持つ単眼の巨人だったが、力を失い、小型化。かつては雷をあやつり、ゼウスには雷霆を、ポセイドンには三叉の銛を、ハデスには隠れ兜を造った。ヘパイストスのもとで鍛冶。

エリシュオン

  • クロノス・・・ハデスの父。外見は赤ん坊。若かりし頃の姿はハデスに似ていたという。
    • アイテム・・・鎌
  • ラダマンテュス・・・イメージは兎。生前は王の補佐で地上の裁判官だった。外見は少年。
  • ミノス・・・イメージは狼。生前は豊かな国を治める王様。外見は少年。
  • アイアコス・・・イメージは羊。緊張すると素数を唱える。外見は少年。


2019年7月3日水曜日

「コレットは死ぬことにした」とギリシャ神話との関係 Relationship with Greek mythology

ギリシャ神話との関係


「コレットは死ぬことにした」は、冥王ハデス様をはじめとしてギリシア神話の神々が登場します。ギリシャ神話を素材としているようです。そこで、少しギリシア神話との関係について調べてみました。

ギリシャ神話のペルセポネ


ギリシア神話では、冥王ハデスには正妻として、ペルセポネがいます。

ペルセポネは、ギリシア神話に登場する女神で冥界の女王です。ゼウスとデメテルの娘で、ハデスの妻です。しばしばコレー(「乙女」の意)とも言及されます。地上にいる間はコレーと呼ばれ、冥界に入るとペルセポネと呼ばれることもあります。

「ペルセポネ」という名前の意味については諸説あり、「光を破壊する女」、「目も眩むような光」、「破壊する者」など。ペルセポネの象徴は水仙、ザクロ、蝙蝠とされています。

最初、ハデス様の正妻がペルセポネなら、コレットとの恋はいずれ終わってしまい、本作の結末は悲恋になってしまうの?と一瞬ショックを受けました。

しかし、さらに詳細を確認したところ、ペルセポネの地上での呼び名は「コレー」というそうです。おお。「コレット」と語感が似ていますよね。

コレット≒コレー=ペルセポネということでしょうか? そうすると、ハデス様とコレットの恋は鉄板ですよね!

最終的にはコレットもハデス様と結ばれるのかなぁ? ギリシャ神話では、ペルセポネは1年のうち4か月しか冥府にいない、すなわち、「別居婚」になります。

本作品でもやっぱり「薬師をつなげていきたい」というコレットの夢のため、別居生活のほうが長くなるのかなぁ。

そもそも論として、寿命のある、不死ではない、普通の人間のコレットとハデス様の関係がどれほど続くのかもわかりませんが・・・。

コレットの立ち位置


本作品中、コレットが「冥府の一員」かというのは、繰り返し暗喩されるキーワードの一つです。コレットは人間であり、たまに冥府にお泊りすることもありますが、冥府に住んでいるわけではありません。コレット自身、最初は半端者だと自覚していたわけです(コミックス1巻)。コレットは人間なので、冥府の食物も食べません。コレットの本籍はあくまで地上なのです。薬師を繋ぐという野望を抱いていることからも、彼女は今後も地上を本拠地として活動することは明らかでしょう。

しかし、一方で、コレットは、ハデス様の往診のために地上と冥府を行ったり来たりするし、冥府の住人達と仲が良いです。やがてはハデス様と両想いになり、お付き合いしています。

なお、ギリシャ神話のペルセポネも、一年のうち数か月のみ冥府に滞在する存在ですが、冥府にある時は冥府の女王として冥王ハデスの隣に君臨しています。

地上と冥府を行ったり来たりするコレットはまさにギリシャ神話のペルセポネの立ち位置のそれでしょう。

ヘラクレスの12功業


本作では、コミックス第1巻で、ヘラクレスが冥府に来襲し、ケルベロスを誘拐しようとするとのエピソードが描かれています。

ギリシャ神話のヘラクレスのエピソードですが・・・
ケルベロスはオルトロスの兄であり、3つの頭を持つ犬の怪物。ヘーラクレースは冥界に入ってハーデースから「傷つけたり殺したりしない」という条件で許可をもらい、ケルベロスを生け捕りにした。その際、ペルセポネーを略奪しようとし、また「忘却の椅子」に捕らわれていたテーセウスとペイリトオスを助け出した。また、地上に引きずり出されたケルベロスは太陽の光を浴びた時、狂乱して涎を垂らした。その涎から毒草のトリカブトが生まれたという。

とのことでした。

ザクロ


ギリシャ神話では、ペルセポネ(コレー)が冥府のザクロを食べて、1年のうち数か月間冥府に住まなくてはならなくなります。

本作でも、後半にザクロの芽が出てきます。今のところ、ザクロは冥府に新たに芽吹いた植物というポジティブな立ち位置です。さて、このザクロは、今後どのような役割を果たすのでしょうか・・・。

メンテ


本作で登場し、ハデス様に可愛がられるも、あっという間に消えた、ニンフのメンテちゃん。

ギリシャ神話ではハデスの浮気相手としてメンテが登場します。ペルセポネの嫉妬が恐ろしいです。

本作ではメンテを幼女として描くことによって、ギリシャ神話の冥王ハデスの浮気エピソードを、小さい子を可愛がるハデス様、という内容に昇華しています。コレットも一応ヤキモチを焼いてますが、とてもさらりと終わっています。

「花とゆめ」のなかで、おどろおどろしい嫉妬エピソードを描くのはご法度なのか? 嫉妬に狂うコレットは見たくないので、このような描き方で私は良かったと思っていますが・・・。


クロノス

クロノスは、ギリシア神話の大地および農耕の神です。ウラノスの次に全宇宙を統べた二番目の神々の王です。万物を切り裂くアダマスの鎌を武器とします。

クロノスは父同様、子にその権力を奪われるという予言を受けたため、わが子に支配権を奪われる不安にかられ、生まれた子供を次々に飲み込んでしまいました。最後に生まれたゼウスだけは、母のレアが偽って石をクロノスに食わせたために助かったのです。兄弟は力を合わせて、クロノスらティーターン神族を倒しました。

その後ゼウスとポセイドンとハデスは支配地をめぐってくじ引きを行い、それぞれ天界と海界と冥界の主となりました。更に、ゼウスはその功績から神々の最高権力者と認められました。しかしその一方、この時のハデスは冥界の主となったためにオリュンポス十二神から除外されました。

クロノスの子供たち
  • 炉の女神ヘスティア
  • 豊穣の女神デメテル
  • 結婚と出産の女神ヘラ
  • 冥界の王ハデス
  • 海の王ポセイドン
  • 神々の王ゼウス

ラダマンテュス、ミノス、アイアコス 


エリシュオンの住人として登場した、ラダマンテュス、ミノス、アイアコスの三人。姿は少年、中身はおじさん、として描かれています。

ギリシャ神話のなかでは、ラダマンテュス、ミノス、アイアコスは、いずれもハデスの部下であり、冥界の審判者です。

彼らがハデス様の部下になるのか気になって購読しておりましたが、その後、紆余曲折を経て、無事に部下になったようです。

ハデス様の仕事量もこれで少しは軽減されるのでしょうか・・・?

2019年7月2日火曜日

コレットは死ぬことにした ハデス様の意識考察 Colette Decides to Die

今回は、ハデス様のコレットに対する意識の変化について考察します。

振り返ると、本作では、ハデス様がコレットを薬師として信頼し、やがて、好きになる過程が、とても丁寧に描かれています。決して唐突に恋愛マンガ化したわけではありません。


2019年7月1日月曜日

「コレットは死ぬことにした」の結末予想 Colette Decides to Die

本作では、コレットとハデス様の恋の行方も魅力の一つ。結末を予想してみました。

お仕事漫画としての展開は?


コレットが人として限られた寿命しかないという問題は棚上げで、両想いになった、コレットとハデス様。とはいえお互い自分の仕事にプライドを持って熱心に働きます。これまで通りに仕事はバリバリこなす生活には変わりないでしょう。コレットはハデス様の専属薬師になるのではなく、「できるだけ多くの人を助けたい」、「薬師を繋げたい」、という信念を貫いていくはずです。

「コレットは死ぬことにした」は、ファンタジーの姿をとりつつも、お仕事漫画の要素も強いです。コレットの薬師としての生きざま、そして、彼女の薬師を繋ぐという野望をかなえていく姿を描写すると思うのです。

また、ハデス様についても、今のような一人親方の働きぶりで仕事が回るわけでもなく(人間の数が今後も増え、それに伴って死者の数も増えるはずですから、死後裁判は件数が増え、業務量も膨大化するはず。)、冥府の持続的な経営のための改善案が描かれるのではないかと思います。

二人の恋の行き先は?


神様と人間。世界も違う。同じ世界で同じ時間を過ごすわけではありません。それでも共に生きていきたいとハデス様がコレットにプロポーズするというハッピーエンドを期待しています。ハリーの仕立てる結婚式の衣装はさぞ美しいことでしょう。



コレットの寿命問題は?


いずれは避けられない、コレットの寿命問題。ギリシャ神話のハデス様の奥さんのコレー(のちのペルセポネ)は、豊穣の神であるデメテル様の娘であり、女神様だったので不老不死でしたが、コレットは人間なんですよね。この設定のままだと、コレットはだんだん年老いて、死んでしまうのですよ。しかも、ハデス様はいつまでも若くて美男子のままなのに。まぁ、ハデス様はコレットの見た目は気にしないと思いますが・・・。

ガイコツたちも不死っぽいのですが、ハリーもコレットが死亡した後、コレットを思い出しながら、コレットのために仕立てたお洋服のケアをするのでしょうか。切ない。

ということで、コレットの寿命問題の展開を大胆にいくつか予想してみました。


予想①・・・コレットは人間としての寿命を全う。コレットは、死後に影となって、冥府でハデス様の死後裁判を受ける、最後はハデス様と過ごした日々も忘れてしまう。

これまで描かれた設定からすれば順当な結末だけれど、あまりにハデス様が切なすぎですね! ハデス様のためにも、二人はいつまでもラブラブしてほしいなぁ。


予想②・・・予想①+ハデス様似の女の子とコレット似の男の子が生まれる。子どもたちは、半分は神様なので、長生き。コレットが死んでしまって、思い出も忘れ、消え去っても、二人の子どもはハデス様の元に残る。

「花と悪魔」のような展開。ハデス様も少しは寂しさもまぎれるかな。伴侶と余生を一緒に過ごすことができないのは、やはり寂しいんじゃないあかなぁ。

ちなみに、ギリシャ神話の冥王ハデスには子どもがいなかったようですが、そこは無視してもらいたいですね。


予想③・・・予想①+コレットは転生を繰り返し、ハデス様と恋をし続ける。

転生オチ。ありがちですが、これもハデス様がかわいそうですね。なにしろ、本作品では前世の記憶が消去されてから転生することになっているので。転生してもそれはコレットではないと思うのです。


予想④・・・コレットが神様になってハデス様といつまでもラブラブする。

ラダマンテュスたちは生前の功績からゼウスに特別視され、新たな体を与えられたということです。そうすると、コレットも何らかの方法により、人間としての寿命から解放される可能性はあると思います。猫ゼウスさんから「コレットの新たな体だよー」と言って幼女の体を与えられるとか。イヤイヤ。


予想⑤・・・寿命問題には触れず、サザエさんやコナン君みたいな感じで延々と日常エピソードが続く。

これもありそうですね。読者としてはモヤモヤが残るので嫌ですが…。


幸村先生が、最終的に、寿命が違うハデス様とコレットの恋にどのような結末をつけるのか、物語をどうたたむのか、とても気になります!

2019年6月29日土曜日

コレットは死ぬことにした ヘラクレスのエピソード(3話と4話)に感じるひっかかり Colette Decides to Die Chapter 3 & 4

コレットを見捨てたハデス様にしっくりこない

ハデス様をこよなく愛する私ですが、ヘラクレス回のハデス様に対しては厳しい目をもって見てしまう。というか、しっくりこない。

ケルベロスを奪いにきたヘラクレスに人質にされてしまい(3話)、ハデス様が迎えに来てくれます(4話)。このヘラクレス回を読むとき、いつも、引っ掛かりを感じます。ハデス様がコレットを見捨てるから。

2話もそうだけれど、本当に、1巻の二人の間には甘さが全く感じられない。恋愛どころか、ハデス様、コレットを切り捨てておる。もちろん、その後コレットを助けに行っているから、すっかりコレットを見捨てたわけではない。

でも、ハデス様が、ケルベロスとコレットを天秤にかけて、ケルベロスを選んだことは明らか。そのことは、「断る」という言葉でも、4話の、もう天秤にはかけない、という言葉でも繰り返し示唆されている。

ハデス様は冥府の王様。冥府のためには番犬のケルベロスを渡すわけにはいかない。王としての冷静な判断。そこに、コレットに対する私情はない。まさに、冥王さまだ。

しかも、この時点で、ハデス様は、ヘラクレスがどんな奴かもほとんど知らない。むしろ、冥府に侵入した、危ないやつではないか。そんな男にコレットが連れ去られてしまうわけですよ。殺されてもおかしくないじゃない。

にもかかわらず、コレットを見捨てたハデス様の判断が、私の中では引っかかる。

すぐにヘラクレスを追ったというわけでもないし。ヘラクレスの手当てをして、昔語りをする時間程度には、時間が経過していたわけでしょう。もちろん、その間、ハデス様は黒幕の調査などをしていたわけですが…。

私ならもう二度と冥府なんぞに行くものか、と思ってしまうな。コレット、いい人過ぎるよー。

4話では、ハデス様は、コレットのむきだしになった足(ヘラクレスの手当てのために服を破いて包帯を作ったから。)を隠そうと、無言でマント(布?)をかぶせる。一応コレットが女子だから気遣っているようにも見えるけれど、それでは、前半の行動(見捨てる)と矛盾するような気がする。

また、4話のラストで、傷つくことを恐れずにハデス様に対して踏み出したコレット。その想いに応え、コレットに「冥府の薬師」、「私の薬師」と呼んだハデス様。これで一応まとまったというか、一件落着のようにも見えるけど。なんだか釈然としないのですよね。うーん。

このヘラクレスのエピソードだけが、自分の中でいまいちストンと落ちていないのです。府落ちするまでもう少し検討したいと思いますが…。

2019年6月28日金曜日

コレットの隠された能力? コレットは死ぬことにした Colette Decides to Die

コレットは作中で何度も繰り返し描写されているとおり、ただの人間です。実は神様だった、というオチはなさそう。クロノス様も「人間」だと言っていたくらいだから、本当に普通の人間なのでしょう。

コレットの両親も、普通の人間であり、両親と思われる二人の影が冥府に登場しています(65話参照)。

でも、一方で、作中でたまに見せる特殊な力がありますよね。

  • ハデス様が地面を割って出てくるのに気が付いた(3話)。
  • ハデス様の来訪に気が付いた(59話)。
  • ガイコツたちを見分けられる(74話)。

これらのエピソードって、ただの感情描写にしては、ちょっと特殊な感じがしません? ただの人間じゃないなーって思うのです。

でも、超能力というよりは、コレットは、ハデス様についてはカンが働く、ハデス様の気配なら感じられる、もしくは、コレットは冥府と縁がある、ということの示唆、描写に過ぎないのかな。うーむ。


その他、コレットのスキルとして、以下が挙げられます。
  • 薬師としての技能
  • クッションがあればどこでも寝られる。

コレットとハデス様がいつか死別してしまうという結末が嫌なので、なんとかコレットが生き延びられる道はないかなーと妄想してしまいます。

でも、数々のオプションが、すでに作品中で否定されている。たとえば、2巻の最後で、有限を生きていく、と高らかに宣言しているし。

そうすると、ただの恋の描写なのかなー。うーむ。

2019年6月26日水曜日

「花と悪魔」(音久無)の感想 Flower & Devil

「花と悪魔」(音久無)というマンガがあることを知りました。Twitterで「コレットは死ぬことにした」関連のツイートを検索しているときに、「花と悪魔のような結末になるのだろうか」という内容のツイートがあり、それをきっかけに、興味を持ちました。



『花と悪魔』は、音久無による漫画作品です。 『花とゆめ』2007年8号および15号で読み切りとして掲載、同年21号から23号まで集中連載として掲載後、同誌2008年3号からロングラン連載化、同誌2010年24号まで掲載されました。単行本は全10巻です。

大悪魔・ビビが人間界に居を構えて二度目の冬。彼が屋敷の前で拾った人間の赤ちゃんは、花のような笑顔を見せることから、“はな”と名づけられ、大切に育てられました。そして、はなは14歳になり、少しずつビビのことが気になるお年頃になったのです・・・というお話しです。

全部で10巻ということで、今回は、全巻一気に購入して、読んでみました。大人買いですね!

ツイッターですでに知っていたのですが、主人公のはなは人間なので順調に年をとって最後に死亡してしまいます。でも、二人の間に生まれた子どもたちがおり、子どもたちは悪魔とのハーフなので、長生きで、悪魔ビビと一緒に過ごす。自分が去った後もビビが寂しくないように子どもを残したのだ・・・という結末でした。

うーん、深いですねぇ。ハッピーエンドなんだろうけれど、なんだかちょっと切ないですね。

子どもが残されても、子どもたちはいつか独立するわけではないですか。ビビが伴侶と余生を一緒に過ごすことができないのは、やはり寂しいんじゃないあかなぁ。

ちなみに、この作品の設定では、悪魔は不老不死というわけではないようですが、人間よりもゆっくり年をとるようです。

人外×人間の恋愛はいろいろなエンディングがありますが、一つの美しい形として完結した作品として参考になりました。

「コレットは死ぬことにした」の結末も、こんな感じになるのかなぁ?

コレットは死んでしまうけれど、ハデス様には、コレットとの間にできた子ども(半分神様なので長生きするか、不老不死)が残される・・・

うーん、それはなんだかちょっと違う気がする・・・。

花と悪魔は、設定こそファンタジーですが、内容は恋愛マンガですよね。

一方、「コレットは死ぬことにした」は、ファンタジーの姿をとりつつも、お仕事漫画の要素も強いです。薬師としての生きざま、薬師を繋ぐという野望をかなえていく姿を描写すると思うのです。