2019年7月1日月曜日

「コレットは死ぬことにした」の結末予想 Colette Decides to Die

本作では、コレットとハデス様の恋の行方も魅力の一つ。結末を予想してみました。

お仕事漫画としての展開は?


コレットが人として限られた寿命しかないという問題は棚上げで、両想いになった、コレットとハデス様。とはいえお互い自分の仕事にプライドを持って熱心に働きます。これまで通りに仕事はバリバリこなす生活には変わりないでしょう。コレットはハデス様の専属薬師になるのではなく、「できるだけ多くの人を助けたい」、「薬師を繋げたい」、という信念を貫いていくはずです。

「コレットは死ぬことにした」は、ファンタジーの姿をとりつつも、お仕事漫画の要素も強いです。コレットの薬師としての生きざま、そして、彼女の薬師を繋ぐという野望をかなえていく姿を描写すると思うのです。

また、ハデス様についても、今のような一人親方の働きぶりで仕事が回るわけでもなく(人間の数が今後も増え、それに伴って死者の数も増えるはずですから、死後裁判は件数が増え、業務量も膨大化するはず。)、冥府の持続的な経営のための改善案が描かれるのではないかと思います。

二人の恋の行き先は?


神様と人間。世界も違う。同じ世界で同じ時間を過ごすわけではありません。それでも共に生きていきたいとハデス様がコレットにプロポーズするというハッピーエンドを期待しています。ハリーの仕立てる結婚式の衣装はさぞ美しいことでしょう。



コレットの寿命問題は?


いずれは避けられない、コレットの寿命問題。ギリシャ神話のハデス様の奥さんのコレー(のちのペルセポネ)は、豊穣の神であるデメテル様の娘であり、女神様だったので不老不死でしたが、コレットは人間なんですよね。この設定のままだと、コレットはだんだん年老いて、死んでしまうのですよ。しかも、ハデス様はいつまでも若くて美男子のままなのに。まぁ、ハデス様はコレットの見た目は気にしないと思いますが・・・。

ガイコツたちも不死っぽいのですが、ハリーもコレットが死亡した後、コレットを思い出しながら、コレットのために仕立てたお洋服のケアをするのでしょうか。切ない。

ということで、コレットの寿命問題の展開を大胆にいくつか予想してみました。


予想①・・・コレットは人間としての寿命を全う。コレットは、死後に影となって、冥府でハデス様の死後裁判を受ける、最後はハデス様と過ごした日々も忘れてしまう。

これまで描かれた設定からすれば順当な結末だけれど、あまりにハデス様が切なすぎですね! ハデス様のためにも、二人はいつまでもラブラブしてほしいなぁ。


予想②・・・予想①+ハデス様似の女の子とコレット似の男の子が生まれる。子どもたちは、半分は神様なので、長生き。コレットが死んでしまって、思い出も忘れ、消え去っても、二人の子どもはハデス様の元に残る。

「花と悪魔」のような展開。ハデス様も少しは寂しさもまぎれるかな。伴侶と余生を一緒に過ごすことができないのは、やはり寂しいんじゃないあかなぁ。

ちなみに、ギリシャ神話の冥王ハデスには子どもがいなかったようですが、そこは無視してもらいたいですね。


予想③・・・予想①+コレットは転生を繰り返し、ハデス様と恋をし続ける。

転生オチ。ありがちですが、これもハデス様がかわいそうですね。なにしろ、本作品では前世の記憶が消去されてから転生することになっているので。転生してもそれはコレットではないと思うのです。


予想④・・・コレットが神様になってハデス様といつまでもラブラブする。

ラダマンテュスたちは生前の功績からゼウスに特別視され、新たな体を与えられたということです。そうすると、コレットも何らかの方法により、人間としての寿命から解放される可能性はあると思います。猫ゼウスさんから「コレットの新たな体だよー」と言って幼女の体を与えられるとか。イヤイヤ。


予想⑤・・・寿命問題には触れず、サザエさんやコナン君みたいな感じで延々と日常エピソードが続く。

これもありそうですね。読者としてはモヤモヤが残るので嫌ですが…。


幸村先生が、最終的に、寿命が違うハデス様とコレットの恋にどのような結末をつけるのか、物語をどうたたむのか、とても気になります!