2018年12月30日日曜日

ブスに花束を。4巻の感想 Busuhana Vol.4


『ブスに花束を。』(作楽ロク)4巻の感想記事です。

  • 第19話「進め! 夏休み」
  • 第20話「恋とスコーン」・・・五反田がいい味を出しています。 鶯谷さん&五反田くんのペアも進むのかなぁ?
  • 第21話「小さな一歩」
  • 第22話「年に一度の主役日(準備日)」
  • 第23話「年に一度の主役日(当日)」
  • 第24話「君と花火が見たい」・・・田端さんの浴衣姿!しかし、浴衣を着ても野暮ったいのはお約束ですね。でも、花火のシーンでの田端さん。本当に可愛くおもえました。それにしても、田端さんのお母さんこそ策士! 漬け物&おはぎ(上野君のお宅訪問のきっかけづくり)、おにぎり(バーベキュー回)、浴衣・・・と、田端さんが動くときのキーに関わっているじゃないですか。


2018年12月29日土曜日

ブスに花束を。3巻の感想 Busuhana Vol.3

今回は、鶯谷さんの人物像が掘り下げられています。 女の子のイヤらしい部分が存分に描かれているのですが、このマンガでは突き抜けており、かわいらしささえ感じられます。 

また、五反田くんがいい味を出しています。鋭いな!

相変わらずの上野くん天然ぶりは健在でした(第17話)。花ちゃんのネガティブな反応と、上野君の天然さにより、なかなか二人の距離は縮まりませんね。



第13話 イメチェンは慎重に・・・花は行きつけの床屋でいつものようにカットしてもらい、気づけば床屋のおばさんのアレンジでびっくりするような髪型にされてしまいました。

第14話 女子ってめんどくさい・・・鶯谷さんは上手くいかない恋に焦っていたところ、友達の千夏が上野くんの友達の井上のことが好きだとわかってこのチャンスを利用しない手はないと喜びました。

第15話 君は売れ残りの花・・・上野くんの小学生の弟の圭介の初恋は、花屋をやっている律子さんです。

第16話 夏は息苦しい・・・花ちゃん、制汗剤スプレーと間違えてボディースプレーをかけてしまいました。

第17話 恋よ、始まるな・・・告白のはずなのに、とんちんかんな解釈をしている上野くん。

第18話 急接近の夏!?・・・新橋の発案でみんなでバーべキューに行くことに決まりました。

2018年12月13日木曜日

ブスに花束を。2巻の感想 Busuhana Vol.2

『ブスに花束を。』第2巻の感想記事です。

  • 第7話「喪女と高嶺の花」・・・クラス一の美少女・鶯谷に、陽介との恋仲を疑われてしまった花ちゃん。喪女人生初、恋の駆け引きが始まるのでしょうか。
  • 第8話「恥ずかしい」
  • 第9話「喪女と今ドキ男子」
  • 第10話「女子ってわかんない」
  • 第11話「カースト下位の球技祭」・・・リア充向け一大イベント・球技大会が開幕しました。
  • 第12話「カースト下位の球技祭2」

本作では、主人公がブスに描かれています。花ちゃんのネガティブ思考、謙虚を通り越して卑屈にすら取られかねないですよね。でも本作では面白いのです。

花ちゃんはかなりのネガティブ思考ですが、まわりまわってポジティブに見えてきます。花ちゃんは、自分のことに対してのみネガティブ思考・自虐的なだけ。自分の周りの人に対しての文句・愚痴発言が一切無いのです。性格の良い子なんですよね。

2018年12月1日土曜日

ブスに花束を。1巻の感想 Busuhana Vol.1

最近はまった、『ブスに花束を。』(角川書店)/作楽ロク というマンガ。

インターネットの広告を見て興味を持ちました。モテない女子×人気者イケメン男子。

主人公・田端花はネガティブ思考のボッチ喪女JK。早朝の教室でヒロイン気取りで浮かれていたところを、クラス一のイケメン・上野陽介に目撃されてしまいます。そこから恋が始まる・・・!?ラブコメです。

タイトルは結構インパクトがありますね。しかし、本作品中に登場する人物たちは、主人公を「ブス」だといじめたりディスったりしていないし、雰囲気もストーリーも殺伐としておらず、とてもほんわかしてる優しい世界です。そもそも、田端さん、そんなにブスじゃないですよね。モブ顔だけど。

主人公の田端さんは、ブス、少女マンガ、乙女ゲームが趣味、コミュ障という設定ですが、嫌味のない、人間ができた子です。美化委員の仕事も一生懸命やっています。仕事を押し付けられたり、傘を取られても、相手を恨むことはないんですよねー。

なお、少女漫画にありがちな、眼鏡を外したら美人・・・ということもありません。「美人に変身する」という安易なシンデレラストーリーでもありません。ヒロインをブスにすることで間違いなく発行部数は落ちると思われますが、にもかかわらず媚びずにブスな主人公を描くという作者の徹底さもすがすがしいですね。

そして、お相手の上野君。上野君は、スクールカースト上位、爽やかなイケメンなんですが、胡散臭さはありません。誰にでも優しく、性格がよく、ピュアで真っ直ぐな青年です。天然、ポンコツともいわれていますが(笑)。笑顔が素敵です。

鶯谷さんの観察によると、誰にでも優しいですが、田端さんには特別な顔を見せると言われております。

出てくるキャラ全員がみんな悪人ではなく、基本的に良心的な登場人物ばかりでほのぼのとした世界観。

自虐的な主人公と純真・真っ直ぐなイケメンが 絶妙なボケとツッコミになっているのが面白いです。

田端さんのネガティブモードの世界に出てくる黒い上野君も面白いです。

ブスに花束を。1巻の内容

  • 第1話「喪女とリア充」
  • 第2話「正しい人との距離の測り方」
  • 第3話「モブ女子の身の振り方」
  • 第4話「高校デビュー」
  • 第5話「年に一度の主役日」
  • 第6話「可愛いは作ってる」