2019年12月22日日曜日

『ピアノのムシ』第1巻(荒川三喜夫 (著)) (芳文社コミックス)(2013/10/16発売)の感想 piano no mushi 1

本記事は、『ピアノのムシ』第1巻(荒川三喜夫 (著)) (芳文社コミックス)(2013/10/16発売)の感想です。



ピアノに興味があり、ピアノを題材にしたマンガを探したところ、本作品を見つけました。

ピアノ演奏家ではなく、ピアノの調律師が主人公のマンガです。主人公の調律師・蛭田(ひるた)は、かなり言葉遣いが悪く、口も悪い、異端児ですが、調律師としての腕前は一流。(調律師の世界のブラックジャックみたいな?)ピアノの調律の知識が豊富に盛り込まれた、興味深いストーリーになっています。

読み始めたら面白くて一気に読んでしまいました。

調律師目線のマンガということで、新鮮でした。

著者のことも、本作品が世に出るまでの経緯も知りませんが、かなりピアノに詳しいのではないかと思います。

ピアノを弾いたことはあっても、ピアノの音が出る仕組みなど、これまで真剣に考えたことがありませんでした。本作品で、なんとなくではありますが、全体的なイメージが学べるような気がします。ピアノ業界ってこういう風になっているのかと勉強にもなりました。

描写で、良いなと思ったのは、調律によってピアノの音が良くなった時の描き方ですね。