2020年7月31日金曜日

「神様はじめました」考察 格言と読む「神様はじめました」

古代から現代に至るまで、様々な格言がありますが、「神様はじめました」に当てはまるなと思う格言を集めてみました。

A man falls in love through his eyes, a woman through her ears. (男は目で恋をし、女は耳で恋に落ちる)
- Woodrow Wyatt, English Journalist and broadcaster(1918-1997)

まさにその通りですね。

「一瞬で奪われてしまった …そうこの目だ 俺のものにしたいと初めて思った女」
・・・巴衛が500年前に恋に落ちた瞬間の心境です。

「その一言でわかってしまった 心揺さぶられる自分に気づいてしまった 知らない内に こんなにも好きになってしまってる」
・・・奈々生が巴衛に対する恋を自覚したシーンです。

ちなみに、男性が女性を見るときの優先順位は、「顔→肌→体型」だそうです。

また、一目惚れすることが多いのは、女性より男性と言われています。


Men always want to be a woman's first love. Women like to be a man's last romance.
(男は女の最初の恋人になりたがり、女は男の最後の恋人になりたがる)

劇作家オスカー・ワイルドの格言です。

遊郭に入り浸っていたり、女性からの恋文も絶えなかった巴衛。奈々生は途中まで嫉妬することも多かったのですが、過去編を経て、晴れて両想いカップルになってからは、奈々生が嫉妬するシーンは見られなかったように思います。むしろ、巴衛の方が奈々生に嫉妬させたがったり、あるいは巴衛が奈々生に嫉妬しているシーンがありましたね。

過去の女遊びも相当だったのではないかと伺われる巴衛ですが、奈々生自身は過去については拘らない前向きな考えをしているようです。最終的に巴衛が一途に愛してくれるようになったのも大きいですね!


As the best wine doth make the sharpest vinegar, so the deepest love turneth to the deadliest hate.(最良のブドウ酒が強烈に酸っぱい酢に変わるように、どんなに深い愛であっても、まかり間違うと、もっとも恐るべき憎悪に変わってしまうのである。)
- John Lyly ジョン・リリー

悪羅王と巴衛の関係がこじれた瞬間ってこんな感じだったと思います。





2020年7月30日木曜日

「神様はじめました」のアニメ第3期の制作はあるのか?

「神様はじめました」のアニメについて


アニメ1期、2期は冒険、活劇ありでラブコメ要素もあり、テンポもよく、すごく楽しい。

特に2期の、奈々生がいざという時に神様パワーで活躍するシーンがかっこかわいくて大好き。

川越の街に加え、黄泉、出雲、鞍馬山を駆け巡る爽快感もあり。

こういうのももっと見たかった!

第3期はあるのだろうか?


アニメも、原作のもつ雰囲気を壊すことなく、ギャグシーンもかわいらしく、素晴らしい。願わくば第3期を見たいものだ。

しかし、おそらく第3期はないだろうとみている。

まず、原作漫画がすでに連載終了しており、数年経過している。出版社にとって宣伝目的で制作するのは難しいだろう。

また、1期、2期は割と多くに受け入れやすいエピソードを映像化しており、シリアス展開な過去編&最終回はOADで映像化しており、残りの修学旅行・悪羅王編は、物語にとっては重要なのだけれど、映像化はなかなか難しい気がする。そもそも美麗なヒーローの登場回数が・・・

そして、極めつけは、大地監督が自身のTwitterで、過去編と最終回のOAD化をもって神様はじめましたの仕事はすべて完了したと仰っていること。


過去編のDVDが希少品になっている件



惜しむらくは、過去編はコミックス限定の受注生産DVDだったので、現在入手困難となっている点だ。おそらく海外のファンは入手困難だろう。

連載終了後にファンになった人もいると思うので、生産再開しないのかな。

オークションサイトで高額取引されているけれど、中古市場での売り上げは制作者側に全く還元がないからなぁ。

2020年7月29日水曜日

『神様はじめました』の各コンテンツを無料で楽しむ方法

いろいろメディアミックスされた『神様はじめました』。

この夏、『神様はじめました』のコンテンツの無料配信が続いています。
この機会にご覧になってはいかがでしょうか。

☆原作漫画を楽しむ☆

電子書籍1~5巻


「神様はじめました」の電子書籍1~5巻まで、2020年8月2日までの期間限定で無料配信中です。

Kindleのほか、白泉社のサイト、その他のレンタルサイトで期間限定無料配信中。

Kindle

☆アニメを楽しむ☆


アニメ『神様はじめました◎』(第二期)がGYAO で無料配信中


アニメ『神様はじめました◎』(アニメ第二期)がGYAO で第1話から順次無料配信開始です。

妖狐と女子高生の主従関係ラブコメディー第2期!

月木土 1話ずつ更新とのことです。

https://gyao.yahoo.co.jp/player/00114/v12132/v1000000000000004510/

第一期も配信中でした。もうすぐ配信終了しますので、お見逃しなく!

https://gyao.yahoo.co.jp/player/00114/v12100/v1000000000000004005/?source=external.twitter.share.wide


【公式】神様はじめました 第1話「奈々生、神様になる」"KAMISAMA KISS" EP01(2012)



TMSアニメ公式チャンネルで第1期第1話が無料公開中です。

【声の出演/CAST】
桃園奈々生:三森すずこ/巴衛:立花慎之介/鞍馬:岸尾だいすけ/瑞希:岡本信彦/ミカゲ:石田彰/猫田あみ:佐藤聡美/龍王・宿儺:浪川大輔/沼皇女:堀江由衣/乙比古:高橋広樹/虎徹:大久保ちか/鬼切:新子夏代/磯部:森嶋秀太/講釈師:山崎バニラ

【スタッフ/STAFF】
原作:鈴木ジュリエッタ/監督:大地丙太郎/キャラクターデザイン・総作画監督:山中純子/美術監督:青井孝/音楽:増田俊郎 ほか

【公式】神様はじめました◎ 第1話「神様またはじめました」"KAMISAMA KISS PART2" EP01(2015)



TMSアニメ公式チャンネルで第2期第1話が無料公開中です。


TVアニメ「神様はじめました◎」第1弾PV


テレビアニメ第二期のPV動画(2014年10月)。巴衛が主要キャラの紹介をしている。巴衛がたくさんお話しをしてくれるので、これだけ見てもおいしいです。



TVアニメ「神様はじめました◎」第2弾PV





☆過去編OADのPVを楽しむ☆


TVアニメの続きは「神様はじめました」オリジナルアニメDVDとして、花とゆめ­コミックス22巻~25巻の限定版コミックスの付録として販売されました。当時、完全受注生産のみでの販売だったそうです。オンエアされなかったので、動画配信もされていません。PVだけでも楽しめます。

神様はじめました◎OADプロモーション映像




神様はじめました◎OADプロモーション映像です。

◆ 第1弾「神様はじめました」22巻
◆ 第2弾「神様はじめました」23巻

【予告PV】「神様はじめました」24巻限定版 〜神様、花嫁になる〜





☆歌を聴いて楽しむ☆



「神様はじめました◎」のキャラクターソング


「神様はじめました◎」のキャラクターソングは、Amazonプライム会員だと会員特典で無料で聴くことができます。


神様はじめました◎キャラクターソング01~いつでも君の味方!神使's~

TVアニメ『神様はじめました◎』キャラクターソングシリーズ

01 巴衛(CV:立花慎之介)瑞希(CV:岡本信彦)
02 奈々生(CV:三森すずこ)巴衛(CV:立花慎之介) 護(CV:山下大輝)
03 大国主(CV:森久保祥太郎)乙比古(CV:高橋広樹)
04 悪羅王(CV:諏訪部順一)巴衛(CV:立花慎之介) 夜鳥(下野紘)
05 二郎(羽多野渉) 翠郎(CV:平川大輔)
06 KURAMA(CV:岸尾だいすけ)巴衛(CV:立花慎之介)


神様はじめました◎キャラクターソング01〜06試聴ムービー






過去編OADのエンディングテーマ「桜ミコトバ」

過去編OADのエンディングテーマ。聴くたびに巴衛と奈々生ちゃんが思い浮かび、胸がじーんとします。結婚式のBGMにもよさそうですね。

Amazonプライム会員だと会員特典で無料で聴くことができます。

桜ミコトバ

以下のサイトで歌詞をみることができます。

2020年7月22日水曜日

「神様はじめました」考察 キスシーンをふりかえる

本記事は、『神様はじめました』(鈴木ジュリエッタ著、白泉社刊)を考察するものです。
※ 作品の登場人物や内容に言及があります。ネタバレを含みます。原作漫画を未読の方は本記事を読まないことをお勧めします。
※ 単なる個人による感想・考察です。
※ 画像は全て 『神様はじめました』(鈴木ジュリエッタ著、白泉社刊) より引用させていただき、個別に巻・話を表示しております。


2020年7月21日火曜日

「神様はじめました」ショートストーリー(「ザ花とゆめ」2018年6月1日号掲載)の感想

「神様はじめました」(鈴木ジュリエッタ)のショートストーリーが、2018年4月25日発売の「ザ花とゆめ」2018年6月1日号(白泉社)に掲載されていたということで、電子書籍を購入して拝読しました。


ザ花とゆめファンタジー(2018年6/1号)


「神様はじめました」は、2008年から2016年まで花とゆめ(白泉社)にて連載された、土地神になった女子高生・桃園奈々生と狐の神使・巴衛のファンタジーです。

今回のショートストーリーでは、かつて悪逆の限りを尽くした悪羅王の生まれ変わり・綺羅々のエピソードが描かれました。

無難にまとまった内容でした。私は悪羅王が怖いひとだという恐怖心がぬぐえず、霧仁に対してもそこまで思い入れがないので、割とさらっと読み流してしまいました・・・。でも、巴衛もちょっと出てくるので、ファンなら必見でしょう。

時間軸はいつか


本作では綺羅々は赤いランドセルを背負っており、小学生でした。25.5巻に掲載された後日談では綺羅々は5歳だったので、その一年後以降でしょうか。後日談では10年後のストーリーだったので、そうなると、このショートストーリは、時間軸としては、巴衛と奈々生がミカゲ社に帰った後のようにも思われます。


番外編希望



巴衛と奈々生の話が読みたいな。後日談でなくても、社での日常でもいいから読みたいなと心密かに願っております!

2020年7月9日木曜日

進撃の巨人 130話「人類の夜明け」の感想 Attack on Titan Chapter 130


本記事は、『進撃の巨人』(諫山創)第130話(別冊少年マガジン2020年8月号)の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 関連する感想記事 進撃の巨人 125話「夕焼け」の感想

前回のあらすじ


地ならしの進行速度は予想以上に早く、飛行艇の整備時間に半日以上かかることが判明。

イェーガー派との死闘の末、船と飛行艇を奪取。

キースとマガトが巡洋艦を爆破。

今回のあらすじと感想


別冊少年マガジン2020年8月号 に掲載された、進撃の巨人第130話の感想です。



ミカサとヒストリア 二人の女神


今回、ミカサのエピソードとヒストリアのエピソードが対比のように描かれていました。

以前、ヒストリアの子どもの父親はエレンかなと考えたことがありました。

しかし、今回のストーリーを見て、その考えを翻しました。

余命4年のエレンが子どもを残すはずがありません。

ヒストリアの子どもの父親は、あのモブ男で決定でしょう。

ヒストリアがエレンの共犯者のような形相で、驚きました。

個人的には、「子どもを作ること」が「ヒストリアの巨人化&ジーク補食」というシナリオを避けるための手段として描かれたことが不満です。

ヒストリアの顔が心なしか悪女のように思えてきました。

王政編のときの、自分の生きたいように生きるという希望にあふれていた彼女は、どこへ行ったのでしょう。

良くも悪くも、みんな大人になってしまったということなのですね。

そして、アッカーマンの習性云々はエレンのウソだということも判明しました。



進撃の巨人の最終形態がグロい


最後に出てきた、始祖強化バージョンの進撃の巨人が、とても気持ち悪かったです。

まさに悪魔のような。


タイトル「人類の夜明け」が暗示するものとは

夜明けという言葉の響きには、希望を感じさせるものがあります。

しかし、内容としては、人類の絶望感が溢れる状況です。

内容とタイトルのギャップを感じました。

2020年7月3日金曜日

『神様はじめました』 (鈴木ジュリエッタ)の感想 はまりました

『神様はじめました』にはまってしまいました!

『神様はじめました』は、鈴木ジュリエッタ先生の作品です。 『花とゆめ』にて2008年6号から2016年20号まで連載されました。単行本は全25巻が刊行されています。2012年10月から12月までテレビアニメが放送されました。そして、2014年8月にテレビアニメ第2期が発表され、2015年1月より3月まで放送されました。

存在自体は知っていたものの、これまで全くノーマークだったのですが、ふとしたはずみで本作品を手に取り、あまりの面白さに引き込まれ、そのまま一気に読み進めてしまいました。

そして何度も読み返しています。初見はストーリーを追うのに夢中でしたが、再読以降は細部の台詞回しやシーンの意味をかみしめるかのようにじっくりと読んでおります。寝不足です・・・。

本作品は、単なる異種間恋愛ファンタジーにとどまらず、人間の本質が深いところで描かれており、読み返すたびに新しい発見があります。

設定はゆるファンタジー/おとぎ話だけれど、描かれているキャラクターたちの心情描写が圧倒的にリアル、かつ、それぞれのキャラが立っています。

本作品の魅力は語りつくせませんが、まず、ヒロインが素晴らしい。女の子が強すぎるとヒーローが霞むし、共感もできなくなります。奈々生は等身大のヒロインで、共感できる部分が多く、好きです。

一方、相手役の巴衛は、当初から最強設定。かっこいいです。ただし、巴衛が出てくるとすぐに解決してしまうので、彼の扱い方は難しかったかもしれないなと思います。後半出番が少なくなっていきます。

そして、個人的に、日本神話をモチーフとした作品が好きなんです。日本神話の神様エピソード大好き。

はまったのが最近なのが惜しいくらいです。

でも最盛期に出会っていたら関連グッズなどに課金し続け、散財していたかもしれません。あるいは連載の続きが気になってもやもやしていたかもしれないですね。

コロナが落ち着いたら聖地巡礼してみたいです!!


いろいろなことを想起させてくれてお腹いっぱい状態。当面、文章化することで自分の中で消化していきたいと思います。



【神様はじめました 】アニメ公式サイト
https://www.ponican.jp/mikagesha/