2021年2月27日土曜日

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(10)(高瀬志帆、小学館)の感想

 本記事は、『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』(高瀬志帆、小学館)の感想記事です。

※ 作品の登場人物や内容に言及があります。原作漫画を未読の方は本記事を読まないことをお勧めします。

※ 単なる個人による感想・考察です。

※ 画像は全て 『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』(高瀬志帆、小学館)より引用させていただき、個別に巻・話を表示しております。


 『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』(高瀬志帆、小学館)は、中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす話題作です。

この巻では、いよいよ直前期に入りました。

どんな保護者にも訪れる三度の精神的クライシス。

黒木先生の明かす、2月入試本番までにやるべき親にしか出来ない大量のマネジメントミッションが明かされます。

冬期講習・年末特訓・正月特訓に、個別指導塾に家庭教師。

直前期は課金が止まらないようですね。

高まってゆく緊張の中で、育つ友情物語もあります。

複雑な家庭の事情にめげず受験を続ける島津順君に、上杉海斗君が「本当の志望校」を打ち明けます。

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中学受験を考えている保護者にはオススメだと思います。

ストーリー展開も面白いです。

塾業界の内情も知れる機会です。