水神の生贄 (11(完)) (Cheeseフラワーコミックス)
『水神の生贄』の感想です。コミックス一巻からこの最終巻まで一気読みしました。
この11巻では、水神様の力が弱まってしまいました。消滅を前に水神様は最後の力で有紗陽を送り出してくれました。
そして、そのまま水神様は消滅するのかと思いきや、他の神様たちの力で、有紗陽の住む世界へ転生することに。水神様は、ただの水となって有紗陽に会えるまで待つことを望みます。
水神様は、有紗陽の世界で、古墳時代より前から現代まで、気の遠くなるような長いときを、たった一人で待ちます。有紗陽との思い出だけを夢に見て、有紗陽が生まれてくるのをずっと。その間、はじめて有紗陽に会った時に、声を奪ったり飢えさせてしまったことを「私は無慈悲だった」と後悔します。水神様、人間らしくなったなぁ。
水神様と再会出来たのは嬉しいけど、その後の二人がどうなったのかが、ちょっと消化不良というか、気になりました。現代で水神様は生きていけるのでしょうか?水神様は人間になったわけではありません。今後どうするのかな?
軽く読み流す程度だと分からない部分も多かったため、改めて「水神の生贄」を読み直そうと思いました。