本記事は、『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴著、集英社)を考察するものです。
※ 作品の登場人物や内容に言及があります。最終話までのネタバレを含みます。原作漫画を未読の方は本記事を読まないことをお勧めします。
※ 単なる個人による感想・考察です。
※ 画像は全て 『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴著、集英社) より引用させていただき、個別に巻・話を表示しております。
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今回の考察内容
縁壱さんから炭治郎への承継について。
日の呼吸の炭治郎への承継
炭治郎の黒刀は、縁壱さんの刀ほどには漆黒ではないようです。炭のような色、消し炭色に近いのかなと想像しています。炭治郎の滅の刀は縁壱さんのものだと勝手に解釈しているのですが、炭治郎自身が色を変えた日輪刀でなくても使いこなせていたのは、彼が日の呼吸の継承者だからでしょうか。
耳飾り(縁壱さんのお母さんの愛)
滅の刀(縁壱さんとうたさんの愛)
日の呼吸(ヒノカミ神楽)(縁壱さんと炭吉さんの絆)
をそれぞれ継承し、最後に
縁壱さん自身の言葉(使命に対する想い)
を受け取った炭治郎は、まさに縁壱さんの正当な継子であり、継承者と言えるのではないでしょうか。
復活した炭治郎の使う呼吸の名前は「ヒノカミ神楽」から「日の呼吸」へと変わっています。縁壱さん本人の日の呼吸の型をみて(見取り稽古)、自身の想いを炭吉さんの記憶を通じて受け取ったことで、炭治郎は名実ともに日の呼吸の継承をしたと言えそうですね。
炭治郎が縁壱さんの転生か考えたこともありますが、このような2人の関係性から、私は「転生」ではなく、「継ぐ子」(継承者)であると解釈しています。まさに竃門家から代々受け継がれてきたことに価値があると感じているからです。いずれにしても本作において転生しても前世の記憶はないわけですし。