2020年8月4日火曜日

「神様はじめました」における「妖怪」と「人間」の対比

妖怪


人間の暮らす現実世界とは異なる、妖の世界を生きる者の総称。

長寿で、何百、何千年も生きる者もいるが、そのあいだ気持ちが揺れることがなく、決して忘れない。一つの想いに執着し、何百年も抱えて生きる。誰かを愛し求めることはリスクが高く、それ故に無闇に心を動かさない。誰も愛さず苔むす者も多い。

一途な性格の者が多く、心移りしやすい人間と恋をする事は博打に近いものがある。仮に運よく通じ合えたとしても、相手の人間が先に死んでしまった場合、長く生きる妖怪は、その後の永遠に近い時間を亡き者を思って苦しみ続けなければならなくなる。そのため、人間と妖怪の恋は禁忌とすら言われている。

※ ミカゲの言葉(第8巻第48話)による説明はいかのとおり。

人がいくつも恋を重ねられるのは心が移り変わってゆくからだ
人間の寿命は一つの執着に足を取られている暇はないほど短い
だが妖は違う
長い時間生きる彼らは気持ちの揺れがなく決して忘れない
一つの想いを何百年も抱えて生きる
だから彼らは無闇に心を動かさない
誰も愛さず苔生す者も多いだろう
誰かを愛し求めるということはそれだけ妖にとってリスクの高いことなんだ

人間


個体としての寿命は短いが、子孫を残し、命を繋いでいく存在。

寿命が短いため、一つの執着に囚われず、心が移り変わる。そのため、幾つも恋を重ねられる。


妖怪から見た人間


悪羅王の言葉を借りると、虫けら同然の最弱の存在。(第17巻)

人間からみた妖怪

500年前・・・村を焼き、人々に害をなす存在。

雪路の言葉を借りると、「死ねばいい」

現代・・・存在が忘れられているらしい。