2020年8月10日月曜日

進撃の巨人 131話「地鳴らし」の感想 Attack on Titan Chapter 131


本記事は、『進撃の巨人』(諫山創)第131話(別冊少年マガジン2020年9月号)の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 関連する感想記事 進撃の巨人 【第130話】「人類の夜明け」の感想

感想


別冊少年マガジン2020年9月号 に掲載された、進撃の巨人第131話の感想です。

第131話

感じたことをばらばらと記載します。

エレンがジークに語っていた、「あの風景」が回収されました。

生き生きとした顔で「自由だ」と言っているエレンは、少年のころの姿でした。エレンの心は今この時点まで退行しているのでしょうか。ラストページでは眠っているようにもみえました。

エレンは外の世界に人類がいたとしってがっかりしたと言っていました。この言葉の意味を考えてしまいます。

スリ少年との邂逅についても回収されました。だからエレンの記憶の断片でこの少年が出てきたんですね。エレンのなかですごく葛藤した出来事だったのでしょう。

前月号までは、どこか冷静沈着で本心を明かさないといった風情のエレンでしたが、本号で、エレン本人も良心の呵責に苛まれ、葛藤していた姿が描かれていました。

本当に、今回のエレンは痛々しいです。未来が視えるって、全然楽しいことじゃないみたいですね。進撃の巨人の世界では、未来が視えても、それは既定路線で、足掻いても未来を変えることはできない、ということでしょうか。

圧倒的絶望を描いているという点で、初期の頃と変わっていないというか。いろいろな力を得たはずなのに。

「道」で、大人のアルミンと、子どものエレンが語るシーンが印象的。やっぱり進撃の巨人は、エレン、アルミン、ミカサの3人の物語だから、アルミンが落とし前をつけるはずです。どんな形で決着するのか、おそろしい。

アニとアルミンは・・・なんだかなぁ。ベルトルトの記憶の影響もあるだろうし、微妙です。

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