2019年12月31日火曜日

鬼滅の刃(きめつのやいば) Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba

「鬼滅の刃(きめつのやいば)」のアニメを見ました。Amazonビデオでみました。



鬼滅の刃は、マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガです。大正時代を舞台に、主人公が家族を殺した「鬼」と呼ばれる敵や鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く和風剣戟奇譚です。

本作の舞台は、和洋折衷の文化が広まった大正時代です。主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)たち鬼殺隊のキャラクターの隊服も、時代を反映した、レトロモダンなデザインです。

原作第1巻から第7巻冒頭までの物語を映像化した「竈門炭治郎 立志編」が、テレビアニメとして2019年4~9月に放送されました。制作会社は、「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」などのufotable(ユーフォーテーブル)です。当時、美しい映像が注目を集めたそうです。続編にあたる「無限列車編」が2020年に劇場公開予定です。

雪景色とキャラクターのコミカルな造形のコントラストが素晴らしい映像でした。


各話リスト


第一話 残酷
第二話 育手
第三話 錆兎と真菰
第四話 最終選別
第五話 己の鋼
第六話 鬼を連れた剣士
第七話 鬼舞辻無慘
第八話 幻惑の血の香り
第九話 手毬鬼と矢印鬼
第十話 ずっと一緒にいる
第十一話 鼓の屋敷
第十二話 猪は牙を剥き 善逸は眠る
第十三話 命より大事なもの
第十四話 藤の花の家紋の家
第十五話 那田蜘蛛山
第十六話 自分ではない誰かを前へ
第十七話 ひとつのことを極め抜け
第十八話 偽物の絆
第十九話 ヒノカミ
第二十話 寄せ集めの家族
第二十一話 隊律違反
第二十二話 お館様
第二十三話 柱合会議
第二十四話 機能回復訓練
第二十五話 継子・栗花落カナヲ
第二十六話 新たなる任務






2019年12月30日月曜日

映画「アナと雪の女王2」の感想 Review of "Frozen II" ネタバレ注意

映画『アナと雪の女王2』が2019年11月22日から公開されましたね。
ついに、観てきました!
ちなみに、鑑賞したのは字幕版です。

『アナと雪の女王2』は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作によるアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画である。2013年公開の『アナと雪の女王』の続編。2019年11月22日に日米同時公開。日本におけるキャッチコピーは「なぜ、エルサに力は与えられたのか―」。 

・・・ウィキペディアより

※ 前作・アナと雪の女王の感想記事・・・映画「アナと雪の女王」の感想

あらすじ


物語の冒頭、アレンデールの人々やアナ達と平和な日常を過ごしていたエルサ。しかし、ある日から、エルサにしか聞こえない、彼女を呼ぶ「謎の声」が聞こえるようになります。エルサが不思議な声に導かれて、自分のルーツを探す旅に出ます。





全体的な感想


前作のインパクトが強すぎたので比較するのは酷ですが、本作もストーリーがしっかりしており、見応えのある作品に仕上がっていたと思います。

トロールの「未来が見えない時は、今できることをする」という言葉が深いです。

映画の終盤は胸に迫るものがあり、泣きました。オラフの存在感が大きいですね。

ラストで、エルサがアナに女王の位を譲り、アレンデールを任せて離れて暮らす決断をしてしまったのは、なんだかショックでした。


映像はきれい


映像がさらに綺麗になっていました。CGアニメーションが前作より動きが自然に、水の描写もリアルに美しくなっていました。実写かと思うほど。川、海などの背景がリアルで素晴らしい。紅葉した森の景色も美しい。そして、やはり水と氷の圧倒的な美しさ。

音楽は難化


全体を通してミュージカル調で、趣の異なる曲が次々とうたわれていました。前作に比べ、今回の歌曲は、正直覚えにくいかな。曲の難易度がレベルアップしていました。前作の音楽は誰でも簡単に覚えて、歌えるリズムの曲がほとんどだったのですが、今回は全体的に歌うのもリズムも難しいです。

映画鑑賞後にサウンドトラックCDも購入しました。



お勧めの鑑賞者は小学生以上・前作鑑賞してから観るべし


環境破壊や民族紛争など、現代社会の抱える問題をテーマに取り入れ、大人から子どもまで楽しめる映画に仕上げていました。が、ちょっとストーリーが暗く、幼児では理解が難しいと思います。小学生くらいなら、補足説明をすれば理解できると思います。

前作を観ていなくても関係なく楽しめる内容になっています。ですが今作は前作と関連する部分が多数あるので、前作を観ていない方は観てから今作を観に行くことをおすすめします。

ネタバレ考察

以下、ストーリーについて気になる点を考察します。
ネタバレ注意です!


2019年12月24日火曜日

チョコレート・ヴァンパイア(1)(くまがい杏子) の感想 Chocolate Vampire (1)

チョコレート・ヴァンパイア(1)(くまがい杏子)の感想記事です。



ストーリー紹介は以下の通り。

幼い頃に“紅血の契約(アーティクルブラッド)”と呼ばれる契約を交わした千代と雪。ヴァンパイアの雪は、千代の血しか飲まないし、千代は雪にしか血を与えないという血の契り。
月日は流れ、二人は成長し、篝月学園に通う中学生と高校生になった、そこは吸血鬼たちと普通の人間が共存する学園だった。契約は続いているものの月日が刻んだ爪痕でお互い心から向き合えない二人。
だけど決して離れられない千代と雪、血と血がつなぐふたりの物語が、今始まる!

『あやかし緋扇』で初めてくまがい先生の作品を読んではまり、その次に手に取ったのが本作品です。
主人公の千代と年下可愛い系吸血鬼男子の雪の物語です。登場人物が皆さん、綺麗です。

2019年12月23日月曜日

『あやかし緋扇』(1)(くまがい杏子) の感想 Ayakashi Hisen (1)

あやかし緋扇(1) (フラワーコミックス) (くまがい杏子)(小学館 (2011/9/26)) の感想記事です。



ストーリー紹介は以下の通り。

勝ち気で運動神経バツグンの未来は16年間生きてきて、驚いたことやびびったことなど、一度もなかった…。
男に守られるなんてありっこない…そう思っていたのに…。
急に霊におそわれるようになってしまった未来。
勝ち気でも運動神経がよくても、どうにもならない…。
そんな時、未来を「お護もりします」と現れたのは、クラスメートで天然、おとぼけ男子の神山陵だった!
陵が赤い扇を取り出した瞬間、「除霊」が行われる!!!!
未来と陵の恋の運命が今、動き始める…。
くまがい杏子さんの著作を読んだのは本作が初めてです。
良かったです。ストーリー展開が面白いですし、ヒーローもかっこいいです。登場人物が男女とも可愛く描かれていますが、心が強くとてもしっかりしています。
電子書籍で読んでいましたが、絵が綺麗なので書籍版をそろえました。





2019年12月22日日曜日

12月に『ブスに花束を。』の第7巻が発売予定

『ブスに花束を。』の第7巻が、2019年12月28日発売予定のようです。

第7巻の内容紹介には以下の通り記載されております。
陽介から告白された花の答えは…? 勇気を出す時は、きっと今――!
陽介から「好きだ」と告白されたものの、花は素直に受けとめきれず…。この恋、ほんとに成就できるの? そして、降って湧いたダブルデートの行方は!?

すでに連載段階で読んでいるとはいえ、コミックスも購入する予定です。ブス花のコミックスには、毎回、おまけマンガがついており、これがまた楽しいのです。

ご存じの通り、pixivにもブスに花束を。の特別編が掲載されておりますが、コミックスには新作が掲載されております。

pixivに掲載された『ブスに花束を。』の特別編についても、いつかコミックスなどでまとめて読めたらよいなぁと心密かに願っておりますが、さてはて・・・。

表紙は田端さんと上野君の二人【2019年12月22日更新】


Amazonなどで公開された第7巻の表紙は、手を繋いだ二人のツーショット! 可愛らしい。黒を基調とした表紙はとても素敵です。


『ブスに花束を。』は本誌を電子版で読んでおり、加えて、コミックスも紙で購入して何度も読んでいます。

今回も予約注文する予定です。

コレットは死ぬことにした 93話の感想 Colette Decides to Die Chapter 93


本記事は、『コレットは死ぬことにした』93話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2020年2号(2019年12月20日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 92話の感想


前回のあらすじ


ハデス様の父親・クロノス様とラダマンティスたちとの心温まるエピソードがみられた回でした。

今回の感想


前回に引き続き、コレットのエリシュオン訪問の巻です。

エリシュオンは、ギリシャ神話では天国とされていますが、そのとおり、とても素敵な場所でした。

クロノス様のおうち、可愛らしいなぁ。

クロノス様、予想以上にマスコット扱いされているのですね(笑)。

今回は、様々な人たちが実は見かけによらず、意外な一面を持っているということが描かれていました。

人は見かけによらないというのはそのとおり。


→ 【更新予定】コレットは死ぬことにした 94話の感想

『ピアノのムシ』第1巻(荒川三喜夫 (著)) (芳文社コミックス)(2013/10/16発売)の感想 piano no mushi 1

本記事は、『ピアノのムシ』第1巻(荒川三喜夫 (著)) (芳文社コミックス)(2013/10/16発売)の感想です。



ピアノに興味があり、ピアノを題材にしたマンガを探したところ、本作品を見つけました。

ピアノ演奏家ではなく、ピアノの調律師が主人公のマンガです。主人公の調律師・蛭田(ひるた)は、かなり言葉遣いが悪く、口も悪い、異端児ですが、調律師としての腕前は一流。(調律師の世界のブラックジャックみたいな?)ピアノの調律の知識が豊富に盛り込まれた、興味深いストーリーになっています。

読み始めたら面白くて一気に読んでしまいました。

調律師目線のマンガということで、新鮮でした。

著者のことも、本作品が世に出るまでの経緯も知りませんが、かなりピアノに詳しいのではないかと思います。

ピアノを弾いたことはあっても、ピアノの音が出る仕組みなど、これまで真剣に考えたことがありませんでした。本作品で、なんとなくではありますが、全体的なイメージが学べるような気がします。ピアノ業界ってこういう風になっているのかと勉強にもなりました。

描写で、良いなと思ったのは、調律によってピアノの音が良くなった時の描き方ですね。

2019年12月13日金曜日

進撃の巨人 124話「氷解」の感想 Attack on Titan Chapter 124

本記事は、『進撃の巨人』(諫山創)第124話(別冊少年マガジン2020年1月号 [2019年12月9日発売] )の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事 進撃の巨人 123話「島の悪魔」の感想 Attack on Titan Chapter 123

前回のあらすじ


まず、ミカサの回想から。マーレ潜入時の記憶を振り返ります。
エレンの記憶に出てきた謎の少年の正体が判明。異国の少年だったようです。

エレンは始祖ユミルの力を借り、ついに始祖の力を掌握したようです。パラディ島に存在する全ての壁の硬質化を解除し、中に眠っていた大型巨人の群れを呼び起こしました。そして、エレンは道を介してすべてのユミルの民に語りかけるのです。

エレンの目的は、パラディ島の人々を守るため、島の外の文明を破壊することでした・・・。

今回のあらすじと感想


別冊少年マガジン2020年1月号 [2019年12月9日発売] に掲載された、進撃の巨人第124話の感想です。

エレンの演説は、道を通してマーレ大陸のユミルの民へも届いたようです。住民たちは巨人が攻めてくるというということでパニックに。アニのお父さんもいましたね。

塔のついた高い建物に群がる巨人たち。ミカサ、ジャン、アルミンら104期生が、雷装によって、殲滅しました。もう彼らが無垢の巨人の集団に負けることはないのでしょう。ピクシス司令も共に滅び去りました。切ないシーンでしたね。

イェレナはジークが戦力喪失したことを察したのでしょうか、無気力状態に。壁の崩落から命からがら脱出してきたフロックはイェレナを拘束します。フロックは、エルディア帝国の復興に余念がないようです…。

ガビとライナーはなんやかんや今回も生き残ります。きっと最終回まで生き延びるのでしょう。ナイル巨人がカヤを襲撃!ガビが救います。少し前に、捕虜となったファルコを路地裏でガビに託し、逃がしたナイルが、巨人となってカヤを襲い、そしてガビに討たれたわけです。うーん。皮肉。



どさくさにまぎれ、コニーはファルコを抱えて逃走します。なんと、コニーのお母さんは巨人状態のままで、ラカゴ村にいたようです。母を人間に戻すためにファルコを抱えて逃走するコニー。

そして、すべての硬質化が解かれたことにより、地下深く結晶の中で眠り続けていたアニが、結晶から出ていました・・・。


私がガビに感じる嫌悪感の正体は?


ガビ好きな人にはごめんなさい。ガビファンの方々は、下記は読まないでくださいね。

今回のエピソードで、ガビとカヤとの関係も「氷解」したのかな。しかし・・・なんというか、ガビにまつわるエピソードがあざとくて嫌だなぁ。

ガビは、次世代を象徴するキャラクターなのか、はたまた英雄ヘーロスの再来なのか、それとも、進撃の巨人の次期継承者なのか? 進撃の巨人という物語において、ガビが特別な存在であることには違いありません。

しかし・・・改心の仕方とか、ある意味テンプレな描かれ方をしていて、気持ち悪い・・・。振り返ってみれば、そもそも、冒頭から、スラバ要塞である意味姑息な手段を使って敵兵を殺害したのはガビでした。少年兵として純粋培養されたと言えば哀れなのかもしれませんが、彼女も殺人を重ねた人間であることには間違いありません。

かつて、王政編において、ジャンたちが初めて人間を手にかけた時に感じていた苦悩のようなものが、ガビには描かれていなかったんですよね。それが気になるというか・・・

ガビには、人間性としてどこか欠落した部分を感じるのです。

あ、そうすると、ガビって、やっぱり、エレンと似てるのかな。エレンも自由を守るために殺人をも厭わない性格ですよね。

自らの正義のためには他者の生命も奪うという・・・もう、無茶苦茶ですよね。

それにしても、エレンには感じない嫌悪をガビにはなぜ感じてしまうのか。単なる主人公補正なのか、それとも? 自分の中でもまだ整理ができていない状態です。いずれ改めて考えてみたいと思います。


2019年12月5日木曜日

コレットは死ぬことにした 92話の感想 Colette Decides to Die Chapter 92

本記事は、『コレットは死ぬことにした』92話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2020年1号(2019年12月5日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 91話の感想


前回のあらすじ


コレットとハデス様との甘ーいラブラブショットをおがめました。


今回の感想


コレットとハデス様との甘ーいラブラブショットの続きがみられて幸せでした。

ハデス様の父親・クロノス様とラダマンティスたちとの心温まるエピソード。

期待通り、エリシュオンも出てきましたね。


→ コレットは死ぬことにした 93話の感想

2019年12月4日水曜日

ブスに花束を。43話「駄目な奴だって気づかないでくれ」の感想 Busuhana Chapter 43


『ブスに花束を。』第43話(作者: 作楽ロク、掲載誌:ヤングエース 2020年1月号)の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。42話「新日常」の感想


前回のあらすじ


遂に想いが通じ合い、付き合うことになった上野君と田端さん。お付き合い翌日の様子。内緒で付き合うことになったけれど、心配してくれた鶯谷さんと大塚さんの気持ちに気がづき、心がほぐれていく田端さん。

一方、バイト終了後、一緒に帰る上野君と赤羽君。赤羽君は上野君に先日のことを謝り、田端さんに伝言をお願いする…。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。42話「新日常」の感想

赤羽君と上野君の会話で終わった、42話でしたが、さて、赤羽君の真意はいかに?


今回のあらすじと感想


今回はセンターカラー!上野君と対照的に真っ黒な赤羽君。
続いて見開きページはスケートをしている二人。可愛い。



  1. 赤羽君の回想・・・冒頭から始まった、赤羽君の回想。やっぱり彼はこういうメンタルの人でしたねー。ある意味、人目をはばからない上野君と対照的です。中学時代のセリフの中身(「だって田端はさぁ・・・」の続き)が判明しました!予想通りでした。あーあ。田端さんのコンプレックスの元凶でしたか。
  2. 上野君と赤羽君の会話・・・42話の会話の続きのシーン。上野君の反応がおもろ可愛い。
  3. 上野君の入浴シーン・・・悶々と悩む上野君。
  4. 久々の田端さん両親登場・・・田端さんのお父さんと上野君のほっこりエピソード!このお父さん、やっぱりいいなぁ。娘大好きなんですよね。でも上野君のことも認めている。

今回は、上野君の新しい表情がいろいろ見られた回でした。彼はやっぱり嫉妬深いし、独占欲あるよね。彼氏なんだから当然と言えばそうなんだけど、新鮮です。

いやー、上野君、本当に可愛いよ!!




赤羽君の再登場はあるのか?



赤羽君は・・・上野君と田端さんの間に流れる絶妙な雰囲気を・・・実は察していなかったのですね!意外でした。本当に友達だと思ってるっぽ。

今回で赤羽君のセリフの謎も回収され、ひと段落となったわけですが・・・赤羽君の再登場はあるのでしょうか??


赤羽君というのは、やはりおいしい立ち位置のキャラですし、このままフェードアウトはないと思うのですよね。

しばらくは出ないかもしれませんが。

あの過去の台詞、本当に酷いですよね。今更田端さんに謝罪しても、彼女のおった心の傷が癒されるわけでもないし、ただの自己満足じゃないか、と思うのですが…。



次回の予想は全くつきません。ここらで一息入れるかもしれませんね。大塚&新橋ペアの関係進展か、はたまた、鶯谷&五反田ペアのエピソードか・・・。

→ ブスに花束を。44話「少女たちのバレンタイン」の感想

2019年12月1日日曜日

天堂家物語 第28話(斎藤けん)の感想 LaLa 2020年1月号

本記事は、天堂家物語第28話(LaLa 2020年1月号)の感想記事です。

まず、これまでのゴタゴタのおさらい。

そして、次の課題は、雅人の叔母である、操が、蘭に会いたがっているということ。らんが偽物だと操にバレないようにしなければなりません。

前回の「序章」でらんが村上さんと外出したのは、どうやら、銀座でお琴を習いにいくためだっようです!

雅人とらんは、相変わらず誤解したまま…。二人の感情が向き合う日は来るのでしょうか。

LaLa 2020年1月号

2019年11月20日水曜日

コレットは死ぬことにした 91話の感想 Colette Decides to Die Chapter 91

本記事は、『コレットは死ぬことにした』91話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年24号(2019年11月20日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 90話の感想


前回のあらすじ


無事に水鏡が完成。冥府の裁判官たちも始動しました。


今回の感想


前回の90話で、第81話の、ハデス様の父親・クロノス様の登場から始まった、冥府事件エピソードもひと段落しました。今回は後日談的エピソードでした。

コレットも登場し、ハデス様との甘ーいラブラブショットもおがめましたよ♪


→ コレットは死ぬことにした 92話の感想

2019年11月19日火曜日

進撃の巨人 123話「島の悪魔」の感想 Attack on Titan Chapter 123

本記事は、『進撃の巨人』(諫山創)第123話(別冊少年マガジン2019年12月号 [2019年11月9日発売] )の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事 進撃の巨人 122話「2000年前の君から」の感想


前回のあらすじ


始祖ユミルの過去、巨人の物語の始まりを垣間見たエレン。
それは奴隷として生きた少女の悲惨な人生であった。


今回のあらすじ


ミカサの回想回。
エレン含む調査兵団がマーレに潜入した時の経緯が明らかになる。
謎の帽子少年の素性も判明。
遂にエレンの真の目的が明かされる・・・


感想


エレンは第一話から変わっていませんでしたね!
敵を駆逐するまで進み続ける。
もはやハッピーエンドは期待できませんが、最後までエレンの運命を見届けたいと思います!




※ 前回の感想記事 進撃の巨人 122話「2000年前の君から」の感想

2019年11月3日日曜日

ブスに花束を。42話「新日常」の感想 Busuhana Chapter 42

『ブスに花束を。』第42話「新日常」(作者: 作楽ロク、掲載誌:ヤングエース 2019年12月号)の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。41話「どこにでもある恋の話」の感想


前回のあらすじ


中学時代の同級生・赤羽との偶然の邂逅に思い出が蘇る田端さん。上野君に赤羽君が好きと誤解され、こじれるも、律子さんのナイスアシストにより誤解も解ける。遂に想いが通じ合った上野君と田端さん。二人は内緒で付き合うことに…。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。41話「どこにでもある恋の話」の感想

感動のままに終わった、41話でしたが、さて、今月号はいかがでしょうか…。


女の友情と田端さんの変化


今回は、まさに、女の友情回でした。鶯谷さんとの距離もさらに縮まったのかな。

確かに私達
一番の友達じゃ
ないかもしれない
でも
それでも
私 あんたとはもっと
仲がいいつもりだったのに

鶯谷さんが、男前でカッコイイです。鶯谷さん、好きだなぁ。ブス花の初期、腹黒キャラで登場した時は、こんなに「いい女」に成長するとは思いませんでしたよ。

田端さんのかわいらしい笑顔がまた見られました。田端さんのこの笑顔が発揮されたのは、上野君(第24話「君と花火が見たい」)、新橋君と圭介君(第38話「神様、背中を押して」)でしたが、今回は鶯谷さんと大塚さんにも見せられましたね。

そして、春から継続していた、田端さんの「ぼっちランチ」@学校階段、も今回を機にエンドでしょうか。

今回、田端さんは、友人として自分を心配してくれる人、気遣ってくれる人の存在に気が付きます。喪女キャラとしての立ち位置はそう簡単に変わるわけではないでしょうが。

私は、田端さんの自虐キャラは好きですし、自虐系喪女JKラブコメという「ブス花」の漫画としての性格上、田端さんの不自然なキャラ変もないと思います。が、一方で、今後上野君と田端さんが交際を続けるのであれば、田端さんは、「他者が自分に向けた好意に気づき、それを素直に受け止められるようになる」というプロセスが必要であると考えています。

今回のエピソードは、その大きな一歩であったのではないかと感じました。清々しい展開でしたね。

それにしても、田端さんは、上野君が周囲の女の子たちからあこがれの存在であることについて、当たり前のように受け止めており、嫉妬する風情はありません。上野君が勝手に嫉妬したり独占欲を感じているのとは対照的ですね。この辺りは今後描かれるのでしょうか。



赤羽くんの立ち位置と駅名からの考察


前回に続き、今回も登場した赤羽くん。

…田端に伝言頼めない?

というセリフが気になります。



どんな伝言を頼みたいのでしょうね? まさか、「あのとき美化委員を代わってくれてありがとう」とか?

あおりに「三角的な…⁉」とありますが、ブス花の作風的に、多分、典型的な三角関係にはならないでしょう。

***************


そして、駅名から考えた、上野駅と赤羽駅の関係も面白いです。

1)言わずと知れた、「ブスに花束を。」の主要登場人物の苗字は、JR山手線・京浜東北線の沿線の駅の名前です。赤羽駅も、JR京浜東北線の駅ですね。

ただし、赤羽駅は京浜東北線の駅ではありますが、山手線の駅ではありません。したがって、赤羽くんは、準主要キャラ、あるいは、山手線組とは一線を画すキャラになる気がします。実際、高校も違いますし。

もっとも、赤羽駅と上野駅は路線図をさらに見ると面白い関係にあるのです。以下詳述します。

2)JR京浜東北線でみれば、赤羽駅と上野駅は、田端駅までの駅数が同じです。つまり、赤羽駅と田端駅の間の駅数と、上野駅と田端駅の間の駅数がそれぞれ3駅なのです。田端さんに対しての心の距離が同じくらいある=好意があるということかも?

上野→鶯谷→日暮里→西日暮里→田端→上中里→王子→東十条→赤羽

3)JR京浜東北線は、日中、快速運転となり、一部の停車駅は通過となります。京浜東北線の快速運転中は、上野駅の次の停車駅は田端駅となります。

一方、快速運転の時間帯でも、田端駅以北は各駅停車となります。つまり、田端駅から赤羽駅までは各駅停車です。

上野鶯谷→日暮里→西日暮里田端→上中里→王子→東十条→赤羽

上野君は田端さんに対してストレートに好意を告白したけれど、赤羽君は田端さんに対して素直に好意を表現できなかった、あるいは、好意を表現するまで時間がかかった、ということを示唆するのかもしれません。

4)また、田端駅は、JR山手線とJR京浜東北線が乗り入れており、田端駅で乗り換えることができます。赤羽駅と上野駅は田端駅を起点に繋がっているとも言えますね。上野君と赤羽君の共通の友人が田端さんという設定に通じますよね。

一方、JR高崎線でみれば、上野駅と赤羽駅は、尾久駅を間に挟んでつながっております。

上野駅→尾久駅→赤羽駅

これも、上野君と赤羽君がバイト仲間という関係にあり、田端さん経由ではなく繋がっていたという設定とも通じますね。


5)さらに言えば、上野駅と赤羽駅は、いずれも、東京の北の玄関口と言われるターミナル駅であり、上野君と赤羽君、二人のリア充キャラという立ち位置に相応しい駅名です。

上野駅は、JR山手線や京浜東北線、常磐線(上野東京ライン)、東北・上越・北陸各新幹線のほか、東京メトロ銀座線・日比谷線が乗り入れていて、「東京の北の玄関口」ともいわれています。一方、赤羽駅も同様にターミナル駅で、赤羽駅には「埼京線」「湘南新宿ライン」「上野東京ライン」「京浜東北線」の4線が乗り入れており、「東京の北の玄関口」と言われてきました。

上野君と赤羽君、それぞれ、リア充で周囲の人気が高いという位置づけと被りますね。

***************

いろいろ考えると、「赤羽」というのは、おいしい位置づけの駅ですし、赤羽駅を採用した著者のセンスには脱帽としか言いようがありません。今後、ロク先生がどのように料理するのか、楽しみです。

ワタクシ、どうも赤羽くんの方が気になって仕方ありません。

前回で上野くんと田端さんがめでたく両想いとなり、ある種、カタルシスを得られたわけです。その結果、主役の二人よりも、赤羽くんの方が気になるようになってしまったわけです。いやはや・・・。私という読者は、なんて身勝手なのでしょう。主役の二人が早くくっつかないかと思っていたのに、いざくっついてしまったら、次は当て馬キャラ(?)のほうが気になってしまうなんて。

もちろん、「田端さんと赤羽くんがくっついてほしい」という気持ちにはならないですよ。上野君と田端さんの組み合わせにほっこりするので。しかし、本作品で、赤羽という存在がどのような役割を与えられているのかが気になるのです。あぁ、まんまとロク先生の術中にはまってしまったのかしら。



次回の「ブスに花束を。」第43話の展開予想


今月号の「ブスに花束を。」は、田端さんと上野君の交際初日の模様、そして、女の友情回でした。初々しい二人にほっこりしました。周りに隠したままお付き合いをしようとする二人でしたが、鶯谷さんと大塚さんの知るところになりましたね。

カラオケ回から長く続いた、上野君の告白篇も、今回のエピソードで一区切りでしょう。田端さんの精神面の変化も感じました。今後は、お付き合い篇のなかでさらに田端さんの葛藤や周囲との軋轢などが描かれるかと思います。

次号は、ラストの赤羽君の伝言からスタートと予想します。また、五反田君や新橋君にも伝わるエピソードが描かれるかも?意地悪なクラスメイトにも伝わってしまうのでしょうか?

次回の「ブスに花束を。」第43話は、8巻の最初のエピソードとなるはずです。そうすると、カラー表紙を拝めるかなと期待しています。楽しみです!


ブス花の付録・クリアファイルの感想


ヤングエース2019年12月号の紙版には、ブスに花束を。の付録として、クリアファイルがついておりました! クリアファイルと言えば・・・かつて田端さんがベリ甘のクリアファイルを上野君の鞄にまぎれさせてしまったときのエピソードを彷彿させますね!

今までは電子書籍媒体で本作を購入していたのですが、ついに、紙版の本誌を購入してしまいました。

今の季節のイメージに合う、とても素敵なイラストでしたよ!


2019年10月31日木曜日

コウノドリ (28) (モーニングコミックス) (鈴ノ木ユウ)の感想 Kounodori: Dr. Stork (28)

本記事は、『コウノドリ』(鈴ノ木ユウ、講談社)の感想記事です。

※ 作品の登場人物や内容に言及があります。原作漫画を未読の方は本記事を読まないことをお勧めします。

※ 単なる個人による感想・考察です。

※ 画像は全て 『コウノドリ』(鈴ノ木ユウ、講談社)より引用させていただき、個別に巻・話を表示しております。

2019年10月30日水曜日

花野井くんと恋の病 19話 Hananoi-kun to koi no yamai Chapter 19


この記事は、「花野井くんと恋の病」第19話(森野 萌)(デザート2019年12月号)の感想記事です。

ネタバレを含みますので、ご注意ください。

今回の感想


八尾君、無自覚でしたが、やっぱりほたるちゃんに好意があるのかな。

里村さん、ナイスな返しでしたね。もうほたるちゃんと花野井は両想いなわけですから、八尾君が気持ちを自覚しない方が平和なわけです。しかし、少女漫画の展開として、何事もなく済むわけがない!と思うのですよね。

そして、ついに、花野井くんが昔の話をほたるちゃんに話しそうです。

波乱の展開が予想されますね。

ほたるちゃんはいい子なので、傷つかないでほしーな・・・。

2019年10月25日金曜日

コレットは死ぬことにした 各話一覧あらすじ Summary of Colette Decides to Die

幸村アルト先生の作品である、『コレットは死ぬことにした』(白泉社〈花とゆめコミックス〉、既刊13巻(2019年5月20日現在))が大好きです。入念に練られたストーリー。伏線もあり、考察する際に、あとから以前の回を見返すことも多いです。だんだん話数が増えてきたので、どの回でどんなストーリー展開だったか見直ししやすいよう、各話のキーワードをまとめました。

本作品の連載に伴って随時更新する予定です。

2019年10月24日木曜日

コレットは死ぬことにした 90話の感想 Colette Decides to Die Chapter 90


本記事は、『コレットは死ぬことにした』90話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年22号(2019年10月19日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 89話の感想


前回のあらすじ


ミノスが割ってしまった水鏡。ゼウス様ががんばって作り直し中。

一方。コレットは、愛の女神アフロディーテ様と、夫のDVに苦しむ女性を救いました。


今回の感想


ゼウス様は、水鏡を創るために雷を落としていました。ずっと落とし続けて、ぐったり。猫姿に戻ります。

その後材料を入れて混ぜて・・・お料理みたいですね! 無事に水鏡が出来上がって安心しました。

一方、冥府では、新入り3人がそれぞれ冥府の裁判に向き合っていました。

今回、コレットの登場はありませんでした。

第81話の、ハデス様の父親・クロノス様の登場から始まった、冥府事件エピソードもようやくひと段落ですね。

次回91話は、11/20発売の、花とゆめ24号掲載です。どんなお話しになるのでしょうか。

→ コレットは死ぬことにした 91話の感想

2019年10月12日土曜日

ハイスクール・オーラバスター・リファインド 千夜一夜の魔術師 the magician (トクマノベルズ)

ハイスクール・オーラバスター・リファインド 千夜一夜の魔術師 the magician (トクマノベルズ) 若木未生  (著)を読みました。

ハイスクール・オーラバスター・リファインド 千夜一夜の魔術師 the magician


収録されているのは、中編2篇です。

眠り続ける里見十九郎を巡るそれぞれの想いが交差する「緋色の糸の研究」と、
路地裏の隠れ家レストラン〈シェヘラザード〉を舞台とする不可思議な“契約”にまつわる物語「千夜一夜の魔術師」。

「緋色の糸の研究」は、西城君がメインで活躍します。里見十九郎の高校の友人ですね。

「千夜一夜の魔術師」は、水沢諒がメインで活躍します。

完結編の序章としての位置づけとなる本書。

次回作はいつ読めるのかなぁ。


これもまた人にお勧めしにくいけど、『ハイスクールオーラバスター』も好きだったなぁ。

若木先生の文章はまさに読者の心を抉る鮮烈さをもって輝きを放つ。

無事に完結してくれることを祈っている。なんだろう、もう焦燥感というものはない。続刊が出たら恩寵だと思って有り難く頂戴するレベル。

2019年10月11日金曜日

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(6) (ビッグコミックス)の感想

『二月の勝者』とは


『二月の勝者』は、中学受験の隠された裏側、合格への戦略を、圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作と言われています。NHK「おはよう日本」で紹介され話題!読むと面白い。中学受験をさせる親御さんに見てもらいたい内容です。


主人公は、生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人。ブラックジャックを彷彿させるネーミングですね。天才・異才ダークヒーローの源流・ブラックジャック。黒にちなんだ命名をされるキャラクターが増えました。



二月の勝者 ―絶対合格の教室―(6)の感想


二月の勝者 ―絶対合格の教室―(6)


夏合宿が終わりました。この夏をどう過ごしたかが問われる9月模試、それぞれの生徒の結果はというと・・・Rクラスの子ども達は、「今回はできた!」との感想。しかし、がんばった、できた、という本人たちの手応えとは裏腹に、ほとんどの生徒が、成績を下げていました。

黒木曰く、夏の成果は9月には出ない、のです。

しかし、三人だけ、成績の上がった子たちがいます。

読者の予想通りの3人だったのではないでしょうか。

ジャイアントキリングは、自分の頭で考えられる子なんだそうです。どきりとしますね。

それにしても、教育虐待が疑われる父親がいますね。Ωクラスの島津君の父親・・・。
この家庭が一番心配です。

黒木の謎の行動も気になるっちゃー気になりますが、やっぱり本筋の受験の話が気になります。


2019年10月10日木曜日

進撃の巨人 122話「2000年前の君から」の感想 Attack on Titan Chapter 122



本記事は、『進撃の巨人』(諫山創)第122話(別冊少年マガジン2019年11月号(10月9日発売))の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事 進撃の巨人 121話「未来の記憶」の感想


前回のあらすじ


進撃の巨人の特性が明らかになる。
それは未来の継承者の記憶を見ることができるというものであった。

ジークはエルディア人から生殖能力を奪えとユミルに命じる。ユミルが動き始め、エレンはユミルにむかって疾走する…。

今回のあらすじ


ユミルの人生は奴隷の人生であった。
謎の生命体と接触し、巨人化能力を手に入れる。
その後も、ユミルは、フリッツ王に奉仕し続ける。
マーレと戦うとともに、フリッツ王の子どもを産まされる。これがマリア、ローゼ、シーナ。
ユミルは、フリッツ王をかばって敵の手にかかり、倒れる。
三人の娘に自分の体を食べられる。ここで道が三つに分かれる。
その後三人の娘も補足され、最終的に、9つの巨人とその他の無知性巨人ができあがる。
ユミルは、巨人の体を作り続けていた。
エレンがユミルを後ろから抱きしめ、この世を終わらせてやる、力を貸せ、と告げる。
ユミルの目が見開き・・・
そして現実世界へ。
壁にひびが入り始め、巨人が顔を出す。



ユミルの謎がこんな一気に明かされるとは思っていませんでした!ただの奴隷だったのですね。ケニーの誰もが奴隷やら何かに酔ってないと生きていけなかったという発言が思い返されます。


謎の生命の正体は?


ユミルは、追手から逃げるさなか、樹木の下の水中に漂う謎の生命体と接触。これが巨人の力の源だと思われます。

作中、詳細が語られることはなさそうです。

宇宙からの生命体でしょうか?

ユミルは謎の生命体に偶然寄生された奴隷だったのです。


第一話のタイトルの伏線回収


今回、第一話のタイトル「二千年後の君へ」の伏線が回収されました。今回のタイトルも良いですね。始祖ユミルは、自分を解放してくれる誰かが来るのをずっと待っていたようです。ユミルは、2000年間も誰かを待ち続けていたのですね。

エレンはユミルの心を救う


エレンのセリフに心が震えました。
お前は奴隷じゃない
神でもない
ただの人だ

大地の悪魔はフリッツ王のことか?


大地の悪魔はむしろ初代フリッツ王だったように思います。
母親の体を食わせるってなかなかエグいですよね。

エレンの目的は?


エレンがユミルに力を貸してもらうのは何のためでしょうか?
本当に地ならしを目的にしていたのでしょうか?

ライナーとガビ


ガビとライナーも出てきました。
ライナーはガビを救出できるのでしょうか・・・?


※ 前回の感想記事 進撃の巨人 121話「未来の記憶」の感想

※ 次回の感想記事 進撃の巨人 123話「島の悪魔」の感想

2019年10月4日金曜日

ブスに花束を。41話「どこにでもある恋の話」の感想 Busuhana Chapter 41


ブスに花束を。41話「どこにでもある恋の話」(作者: 作楽ロク、掲載誌:ヤングエース 2019年11月号)の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。40話「エスコート下手たちのダブルデート」の感想

今回のストーリーは本当に感動しました。今までブス花を読み続けてよかったと思いました!

未読の方は、ぜひ、ネタバレを読む前に、本編を読んでほしいと思います。



前回のあらすじ


田端さん、大塚さん、新橋君、上野君の4人でダブルデートが始まりました。途中で居眠りする上野君。田端さんの肩にもたれかかったので、田端さんは映画に全然集中できませんでした。一方、新橋君は大塚さんの笑顔にドキッとします。映画終了後、二人きりになった田端さんと上野君。田端さんは勇気を振り絞って告白しようとしますが、そこへ上野君のバイト仲間の少年から「田端?」と声をかけられます・・・。

上野君のバイト仲間の正体が明らかに


冒頭で、新キャラの上野君のバイト仲間の正体が判明しました。

田端さんが中学3年のときのクラスメイトでした。

その名も、「赤羽君」でした!

「ブスに花束を。」の主要登場人物は、苗字がJR山手線・京浜東北線の沿線の駅の名前です。赤羽駅も、JR京浜東北線の駅ですね。ということは、赤羽君は今後もブス花のストーリーに深く関わってくるということでしょう。

ただし、赤羽駅は京浜東北線の駅ではありますが、山手線の駅ではありません。したがって、赤羽くんは、準主要キャラ、あるいは、山手線組とは一線を画すキャラになる気がします。実際、高校も違いますしね。


彼の周りにはいつも笑い声があって
自然と輪が出来るみたいだった

リア充キャラという点では上野君と共通するようですが・・・

田端はやめてよ
流石にきっついって
だって田端はさ・・・
・・・じゃん

というセリフと

赤羽くんの周りの笑い声は
いつも少しだけ怖かった

という田端さんの独白からして、天然キャラの上野君とは違ったタイプのリア充のようです。

田端さんの喪女キャラとしての人格形成、ネガティブ思考に赤羽くんの過去のセリフも影響してそうですね。案外、田端さんが黒上野君を想像するときに、無意識に赤羽くんとの過去のやり取りがあるのかもしれません。

「田端はやめてよ」というセリフの前の一コマで描かれた一瞬の間、それから、「……またミスったなぁ」というセリフからすると、赤羽くんの真意は言葉とは違うようにも感じます。つまり、赤羽くんは軽いキャラという外面とは裏腹に、田端さんに好意があったのではないかと思うのですよね。



赤羽くんが今後当て馬キャラに成長するのか、それとも、田端さんのネガティブ思考に拍車をかける方向に働くのか、要注意です。

今回、赤羽君は明らかに上野君の田端さんへの好意について気が付いています。それが彼の心に火をつけるのか…?

常にブレない上野君


赤羽くんが田端さんと中学の同級生と知った上野君。田端さんの中学校の名前もちゃんと覚えていたことがうかがわれます。

へ~赤羽くん一中なんだ?

そして、周りの反応がネガティブであろうと、何と言われようと、田端さんへの好意がブレない上野君。尊いです。

『ベリ甘』だよ?
チケットは…うん
田端に喜んでほしかったから
だし…
この上野君のセリフをきいて、赤羽くんも上野君の田端さんへの好意について察したようです。


誰が何を言っても
田端が好きだ

上野君、もう、何度目のセリフでしょうか。田端さんにわかってもらうのには、時間がかかるし、何度でも繰り返さないといけません。鶯谷さんの助言もあって、上野君もだんだんとわかってきたようです。


遂に両想いに!


遂に二人が両想いになりました。律子さん、ナイスアシスト!

赤羽くんと田端さんの関係を誤解した上野君。多少こじれましたが、誤解も無事に解けました。

田端さんの叫びは、万感の思いをもって受け止めました。彼女のネガティブ思考の根底にあるのは「私はブスだから」という想い。まず第一話の冒頭で描かれていましたよね。

甘酸っぱい
少女漫画みたいな
恋は
きっと私には訪れない…
なぜなら私はブスだから…

この容姿コンプレックスこそ、彼女を恋愛へ踏み込むのを立ち止まらせる原因でもありました。それを「両想いなだけだよ」と言って受け止める上野君。素晴らしいです。


今回のタイトルの意味


今回のタイトルは、「どこにでもある恋の話」。

容姿に自信のない田端さん。自分が相手では、上野君が周りにいろいろ言われて面倒になると気遣います。上野君のことを想ってのことですが、却って事態を複雑化しすぎているように思えます。(このすれ違いこそがブス花の真骨頂ですが。)

そんな田端さんに、上野君は言います。

誰が何を言っても
田端が好きだ
…何も難しくないじゃん
両想いなだけだよ

上野君の言うように、周りの反応はさておき、二人が両想いだということ、大切なのはそのことです。田端さんも、構えず、もっとシンプルに受け止めて、上野君と恋をすれば良いのです。

「ブスに花束を。」という本作のタイトル。我々読者も、つい、主人公がブスだと、それを前提に読んでしまいがちですよね? 

しかし、「ブスとリア充の恋愛」、というキワモノ的なものではなく、「上野君という男の子と、田端さんという女の子の恋愛」と受け止めるべきなのです。読者も、先入観、偏見に気づかされますね。(映画「評決のとき」を思い出しました。)

そういった意味でのタイトルなのかなと思いました。


チューリップの花言葉は


今回の表紙には、チューリップが描かれています。

チューリップの花言葉は「思いやり」です。
赤色のチューリップの花言葉は「愛の告白」「真実の愛」。

まさに今回のエピソードにふさわしい花でしたね。


次回の「ブスに花束を。」第42話の展開予想


今回のラストでついに両想いになった田端さんと上野君。内緒でお付き合いすることになりました。田端さんの言う通り、嘘はつけなさそうな上野君ですから、いつまで隠し通せるかは疑問ですが(苦笑)。

次回は、恋人になった二人のエピソードが描かれるのではないかと思います。ブス花ですから、そう簡単にラブなエピソードが描かれるとも思われませんが。今回シリアスだった分、次回はギャク回という可能性もあります。

しかし、一方で、次回は7巻の最後のエピソードとなるはずなんですよね。(ブス花では、コミックス1冊につき、6話収録されています。これまでの収録パターンを踏襲すると仮定すると、7巻には第42話まで収録されるはずです。)

そうすると、次回の第42話は、次巻への引きの強い、ムズキュン展開になる気がしております。

楽しみです!

来月号はブス花の付録がつきます


12月号のヤングエースに、ブス花の付録がつくそうです。クリアファイルですって。かつて田端さんがベリ甘のクリアファイルを上野君の鞄にまぎれさせてしまったときのエピソードを彷彿させます。

今までは電子書籍媒体で本作を購入していたのですが、来月は紙版を購入しようかな!

→ ブスに花束を。42話「新日常」の感想

コレットは死ぬことにした 89話の感想 Colette Decides to Die Chapter 89

本記事は、『コレットは死ぬことにした』89話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年21号(2019年10月4日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 88話の感想


前回のあらすじ


コレットは、愛の女神アフロディーテ様と診察デート。

一方、ハデス様は、ラダマンテュス、ミノス、アイアコスの3名を冥府の裁判官として任命します。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 88話の感想


今回の感想


ゼウス様は、早々に雷を落とし切って水鏡をつくるよう、プレッシャーをかけられます。

水鏡、できるのかなぁ? 水鏡、あった方が便利ですよね。いくら複数の裁判官体制になったとしても、水鏡なしでは、裁判の時間がかかりすぎます。

一方、コットと愛の女神・アフロディーテ様は、夫の家庭内暴力(DV)に苦しむ女性を救いました。ちょっと不思議ちゃんなアフロディーテ様ですが、さすが女神様ですね。悪い人ではないようです。浮気されまくる旦那様は気の毒ですが。

今回、冥府の人たちは登場しませんでした。

次回こそ水鏡の命運が明らかになるでしょうか?

⇒ コレットは死ぬことにした 90話の感想

2019年9月25日水曜日

『進撃の巨人』コミックスの各巻の概要 Attack on Titan

「捕食者・巨人」VS.「餌・人類」。絶望の戦いを描いた大人気漫画「進撃の巨人」。
コミックスの各巻の概要をまとめました。

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)


舞台は巨人がすべてを支配する世界。
巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える超大型巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。

(1)二千年後の君へ
(2)その日
(3)解散式の夜
(4)初陣


進撃の巨人(2) (週刊少年マガジンコミックス)


まだ見ぬ壁外の世界に憧れるエレンは訓練兵となり、仲間と共に巨人に対抗する技を磨く。だがウォール・ローゼの外壁を超える超大型巨人の出現により、無数の巨人が壁の中に侵入してきた。エレンは、親友であるアルミンを助けようとし、代わりに自らが巨人に食われてしまう。
その事実をまだ知らずに、ミカサは前衛隊に合流。

(5)絶望の中で鈍く光る
(6)少女が見た世界
(7)小さな刃
(8)咆哮
(9)心臓の鼓動が聞こえる

進撃の巨人(3) (週刊少年マガジンコミックス)


超大型巨人の出現によりウォール・ローゼの壁が崩壊し、無数の巨人が壁の中に侵入。ミカサは次々に巨人を倒すが、エレンの死の知らせに動揺し、危機に陥ってしまう。そこへ巨人を襲う謎の巨人が登場し、ミカサの窮地を救う。だが、食べられたはずのエレンが謎の巨人の中から発見されたことによって、兵団員の内部に恐怖と疑念が生じた。

特別編 リヴァイ兵士長
(10)左腕の行方
(11)応える
(12)偶像
(13)傷

進撃の巨人(4) (週刊少年マガジンコミックス)


ウォール・ローゼの外壁に空いた穴を修復するため「巨人化したエレンが巨大な岩で穴を塞ぐ」という作戦が開始される。人類の存亡を懸け巨人化したエレンだったが、自我を失い暴走してしまう。エレンはアルミンの必死の問いかけにも反応せず……。

(14)原初的欲求
(15)個々
(16)必要
(17)武力幻想
(18)今、何をすべきか

進撃の巨人(5) (週刊少年マガジンコミックス)


巨人化したエレンの活躍により、人類はウォール・ローゼのトロスト区奪還に成功する。成功と同時に意識を失ったエレンが目を覚ますと、そこには調査兵団団長、エルヴィン・スミスの姿が。エルヴィンは巨人の謎が眠るとされるエレンの生家への調査を決意。そのためにはエレンの力が必要だと言うが……。

特別編 イルゼの手帳
(19)まだ目を見れない
(20)特別作戦班
(21)開門
(22)長距離索敵陣形

進撃の巨人(6) (週刊少年マガジンコミックス)


エレンの生家に眠る「巨人の謎」を求め、壁外調査に乗り出した調査兵団。そこにはアルミンやミカサらの姿も。順調かと思われた道中、突如としてアルミンの前に「女型の巨人」が現れて陣形を破壊し……。

(23)女型の巨人
(24)巨大樹の森
(25)嚙み付く
(26)好都合な道を

進撃の巨人(7) (週刊少年マガジンコミックス)


エレンの生家に眠る「巨人の謎」を求め、壁外調査に乗り出した調査兵団。その前に知性を持った「女型の巨人」が現れた。兵団壊滅の危機に陥りながらも「女型の巨人」を捕らえたエルヴィンは、女型の正体に迫る……。

(27)エルヴィン・スミス
(28)選択と結果
(29)鉄槌
(30)敗者達

進撃の巨人(8) (週刊少年マガジンコミックス)


リヴァイ班の仲間を殺されたエレンは「女型の巨人」との戦いに挑むが敗北。駆けつけたミカサとリヴァイにより救出されるが、「女型の巨人」の捕獲には失敗してしまう。壁外調査の失敗と共に、エレンらの王都招集が決まり……。エレン達に打開の術は!?

(31)微笑み
(32)慈悲
(33)壁
(34)戦士は踊る

進撃の巨人(9) (週刊少年マガジンコミックス)


ついに「女型の巨人」の捕獲に成功したエレン達。だが、時を同じくして壁の中に眠る「新たなる謎」と直面する。そして混乱の中、ウォール・ローゼが破壊されたとの急報が届き……。襲来する巨人の群れ! 新たなる脅威「獣の巨人」! 丸腰の104期兵に危機が迫る!!

(35)獣の巨人
(36)ただいま
(37)南西へ
(38)ウトガルド城

進撃の巨人(10) (週刊少年マガジンコミックス)

巨人が活動できないはずの夜を狙って、ウォール・ローゼの調査にでかけたコニーやユミルたち104期兵。打ち捨てられた城・ウトガルド城で休憩しているところを、まだ夜中にも関わらず現れた巨人に襲撃されてしまう! さらに104期兵の中に、驚くべき出自を持つものがいることが発覚。

(39)兵士
(40)ユミル
(41)ヒストリア
(42)戦士

進撃の巨人(11) (週刊少年マガジンコミックス)


ウォール・ローゼ付近に突如現れた巨人の群れ。ユミルの活躍、エレンらの救援により104期の面々は巨人の撃退に成功する。だが休息も束の間、超大型巨人と鎧の巨人の正体が発覚! 怒りに震えるエレンは巨人と化し、因縁の巨人達に牙をむく!

(43)鎧の巨人
(44)打・投・極
(45)追う者
(46)開口
(47)子供達

進撃の巨人(12) (週刊少年マガジンコミックス)


超大型巨人と鎧の巨人の正体が発覚。エレンとユミルは、彼らに連れ去られてしまう。二人を奪還すべく調査兵団が動き始めるが、エレンとユミルの間に亀裂が走る。巨人の謎を知るユミルが取った行動は…!?

(48)誰か
(49)突撃
(50)叫び

進撃の巨人(13) (週刊少年マガジンコミックス)


エレン、ユミルを「故郷」に連れ帰ろうとするライナーとベルトルト。 調査兵団は決死の突撃によりエレンを奪還する。だがその代償は大きく、さらにユミルがライナーの元に残る決断をし……。

(51)リヴァイ班
(52)クリスタ・レンズ
(53)信じるバカ
(54)反撃の場所

進撃の巨人(14) (週刊少年マガジンコミックス)


王の命を受けた中央憲兵により、ニック司祭が殺される。その目的は調査兵団の現状把握とエレン、クリスタの居場所特定だった。身柄を狙われることになったエレンとクリスタ。暴走する王に対し、調査兵団はついに王政打倒を決意する……!!

(55)痛み
(56)役者
(57)切り裂きケニー
(58)銃声

進撃の巨人(15) (週刊少年マガジンコミックス)


中央憲兵への取り調べにより、レイス家が本物の王家であることが判明。調査兵団は王政を打倒しクリスタ(ヒストリア・レイス)を女王に即位させようと動くが、中央憲兵の「対人制圧部隊」によりクリスタとエレンを奪われてしまう!

(59)外道の魂
(60)火種
(61)終幕
(62)罪

進撃の巨人(16) (週刊少年マガジンコミックス)


中央憲兵により汚名を着せられた調査兵団だったが、全兵団の協力を得て王政打倒に成功する。残すは真の王家としてヒストリアを女王に即位させるのみ。リヴァイらは、さらわれたヒストリアとエレンの居場所をつかむが……。

(63)鎖
(64)歓迎会
(65)夢と呪い
(66)願い

進撃の巨人(17) (週刊少年マガジンコミックス)


真の王・レイス家が代々継承する巨人の力は、グリシャによりエレンに渡った。ヒストリアは父であるロッド・レイスにエレン殺害を命じられるが、最後は自分の道を選ぶ。そして怒りのままに最大の巨人と化したロッド・レイスが、エレンらに襲い掛かる。オルブド区外壁にて人類の命運を懸けた一戦が勃発。

(67)オルブド区外壁
(68)壁の王
(69)友人
(70)いつか見た夢

進撃の巨人(18) (週刊少年マガジンコミックス)


王政を打倒し、旧体制派を一掃した調査兵団。新たに手に入れた光る鉱石とエレンの硬質化能力によりウォール・マリア奪還作戦への準備を着々と進める。一方、ライナーとベルトルトは獣の巨人と共に迎撃態勢を整え……!! そして決戦前夜、シャーディスが語るエレンの父・グリシャとの出逢い、そして「845年のあの日」の真実とは!?

(71)傍観者
(72)奪還作戦の夜
(73)はじまりの街
(74)作戦成功条件

進撃の巨人(19) (週刊少年マガジンコミックス)


巨人に対する真の勝利を獲得すべく、調査兵団はウォール・マリア奪還最終作戦を決行する。作戦の内容はウォール・マリアのシガンシナ区に空いた穴を、エレンの硬質化能力によって塞ぐというもの。そして、ウォール・マリア内にあるエレンの生家の地下室に眠る「真実」を目指す。だが、そこには「獣の巨人」たちが待ち構えていた! 巨人と調査兵団。最終決戦が、いま始まる。

(75)二つの戦局
(76)雷槍
(77)彼らが見た世界
(78)光臨

進撃の巨人(20) (週刊少年マガジンコミックス)


エレンの生家の地下室に眠る「真実」を手に入れるため、ウォール・マリア奪還最終作戦を決行した調査兵団。しかし、その行く手にはライナー、ベルトルト、そして「獣の巨人」らが待ち構えていた。絶望的な戦況。情報、戦力、作戦。何もかもが、足りない。多くの犠牲を出す最中、作戦を指揮するエルヴィンが下した決断とは――? かつての仲間達との戦いに勝利し、エレン達は「真実」を手にすることができるのか!

(79) 完全試合
(80)名も無き兵士
(81)約束
(82)勇者

進撃の巨人(21) (週刊少年マガジンコミックス)


過熱する、調査兵団とライナー、ベルトルト、「獣の巨人」の戦い。作戦は通用せず、調査兵団は苦境に立たされる。そんな中、エルヴィンとアルミンは自らの命を懸け、リヴァイとエレンに敵を討たせることを決意。

(83)大鉈
(84)白夜
(85)地下室
(86)あの日

進撃の巨人(22) (週刊少年マガジンコミックス)


ライナー、ベルトルト、「獣の巨人」との戦いの末、多大な犠牲を払いながらもエレンの生家へ辿り着いた調査兵団。その地下室にて、彼らはグリシャが残した3冊の本を手にする。その本に記されていたのは、グリシャの幼き日の記憶。そして、およそ1800年前、一人の少女が巨人の力を手にしたことから始まる二つの民族の暗黒の歴史。

そこから明らかになったのは、エレン達が相手にしているのは、これまで戦ってきた巨人よりもさらに巨大な「世界」そのものだという事実。壁の向こうに自由が無いこと、海の向こうには敵が待ち受けていることを知ったエレン達の行く末は……。

(87)境界線
(88)進撃の巨人
(89)会議
(90)壁の向こう側へ

進撃の巨人(23) (週刊少年マガジンコミックス)

エレンらの住むパラディ島の外には、他の人間が住む世界が広がっていた。その中の一国「マーレ」は諸外国との戦争中。苦戦を強いられる中、彼らはパラディ島に攻め入り「始祖の巨人」を手に入れる決意を新たにする。ここにもまた、必死に生きる子供たちの姿があった。

(91)海の向こう側
(92)マーレの戦士
(93)闇夜の列車
(94)壁の中の少年

進撃の巨人(24) (週刊少年マガジンコミックス)

エレンらの住むパラディ島を長年にわたって脅かし続けたマーレ。そこには祖国を守るため、自分達の人権を守るために日々奮闘する者達がいた。彼らは自らの存在価値を示すため、パラディ島への「宣戦布告」を準備するがそこに現れたのは?


(95)嘘つき
(96)希望の扉
(97)手から手へ
(98)よかったな

進撃の巨人(25) (週刊少年マガジンコミックス)

全世界に対してパラディ島の脅威を説くマーレ。そこに現れたのは「平和への反逆者」エレン・イェーガーだった。エレンはマーレの人々をなぎ倒し、軍への大打撃を目論む。エレンと「戦鎚の巨人」の戦いは過熱、そして集結した両国の最大戦力がぶつかり合い・・・・・・。


(99)疚しき影
(100)宣戦布告
(101)戦槌
(102)後の祭り

進撃の巨人(26) (週刊少年マガジンコミックス)



(103)強襲
(104)勝者
(105)凶弾
(106)義勇兵
(107)来客

進撃の巨人(27) (週刊少年マガジンコミックス)


マーレに潜入し、大打撃をもたらしたエレン。その目的はジークをエルディアへ連れ帰ることだった。王家の血を引くジークを迎え入れたことで、全世界に対抗する力「地鳴らし」の発動条件を手に入れたエレン達。だがそれは同時に、全面戦争へのカウントダウン開始の合図でもあった・・・・・・。

(108)正論
(109)導く者
(110)偽り者
(111)森の子ら

進撃の巨人(28) (週刊少年マガジンコミックス)


王家の血を引くジークを迎え入れ「地鳴らし」の発動条件を手に入れたエレン達。だが兵団は、エレンがジークに操られていた場合の危機を考慮し、二人を引き合わせることに躊躇。そしてマーレからの義勇兵を拘束してしまう。その事態に一部の兵士や民衆が不満を溜める中、ついにエレンが単独行動を起こす。

(112)無知
(113)暴悪
(114)唯一の救い
(115)支え


進撃の巨人(29) (週刊少年マガジンコミックス)


「地鳴らし」を発動させるべく、ついに兵団に刃を向けた「イェーガー派」。彼らはザックレー総統を殺害し、兵団の要人を拘束。ジークのもとへ向かう。一方ジークを見張るリヴァイは、死闘の末に再びジークを捕らえる。そこで明かされるジークの真の計画とは……。

(116)天地
(117)断罪
(118)騙し討ち
(119)兄と弟(感想記事:進撃の巨人 119話「兄と弟」の感想

進撃の巨人(30) (週刊少年マガジンコミックス)


(120)刹那(感想記事:進撃の巨人 120話の感想
(121)未来の記憶(感想記事:進撃の巨人 121話「未来の記憶」の感想

2019年9月24日火曜日

天堂家物語「序章」(斎藤けん)感想

LaLa9月号では、特別編「猿の恩返し」が掲載されていました。

まだらんが天堂家にいた頃のお話しでした。ほっこりするエピソードでしたね。

さて、今回は、LaLa 11月号(9月24日発売)に掲載されていた、天堂家物語「序章」の感想です。

前章のラストでは、天堂家について調べていた新聞記者の梶原さんは、鴉に殺されてしまいました。梶原が情報提供者として会っていた日下部と鴉は、隼人様の手下だったようです。

今回は、梶原さんの先輩記者黒田飛馬が主人公です。

梶原さん、公式では、下宿先でぼやをだして逃げている途中で川で溺死した、ということになっているそうです。

うわぁ・・・

鴉に水の中に突っ込まれたのでしょうか。そして、下宿を家探しして、証拠隠滅のために火をつけたのかな?怖い・・・。


梶原が黒田飛馬に託した手記を通じて、天堂家の概略が紹介されます。

周はやはり存在しないものとして取り扱われているのでしょうか?

そして、久々に登場したらん!らんが可愛くなっていました。洋装もお似合いですね。長い黒髪が映えます。

頬の傷跡はやはり残ったのですね・・・。

天堂家物語、LaLa1月号(11/22発売)より待望の新章&毎号連載スタートです。
楽しみです!

2019年9月21日土曜日

コレットは死ぬことにした 88話の感想 Colette Decides to Die Chapter 88



本記事は、『コレットは死ぬことにした』88話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年20号(2019年9月20日発売)


※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 87話の感想


前回のあらすじ


コレットは、雷雨から避難してきた人たちのために、避難所のお手伝いをしていました。そんな状況のなかで突然現れた、愛の女神アフロディーテ。コレットはアフロディーテ様とデートすることに。

一方、ハデス様は、冥府を見て回ります。ハデス様、何か思案しているようです。

今回の感想


愛の女神・アフロディーテ様とデートすることになったコレット。さてはまさかの百合展開?と思いきや、アフロディーテ様のデートの概念は思いのほか広く、診療、もデートに値するようです。まずは一安心、といったところでしょうか。

そして、ついにハデス様は新しい裁判官を3名任命します。ラダマンテュス、ミノス、アイアコス。ますますギリシャ神話の展開に近づきましたね。

ハデス様は、3人の過去の経験を買ったようです。

前回ハデス様が思いついたのは、やはり、ラダマンテュス、ミノス、アイアコスを冥府の裁判官として任命することだったようです。予想通りの展開でした。

ゼウス様ががんばっていた水鏡は、結局完成しないで終わるのでしょうか・・・?このまま放置プレイだったらゼウス様が気の毒です! 

→ コレットは死ぬことにした 89話の感想

2019年9月19日木曜日

『アンドロメダ・ストーリーズ』 (竹宮 惠子, 光瀬龍) の感想 Andromeda Stories

竹宮惠子先生の『アンドロメダ・ストーリーズ』を読みました。これも内容の濃い作品でした。

本作は、光瀬龍原作・竹宮惠子作画のSF漫画です。

アニメ化もされています。

朝日ソノラマの月刊『マンガ少年』1980年11月号から1981年5月号および同社の月刊『デュオ』創刊号・10月号から1982年11月号に連載されました。



以下ネタバレ注意です!!



2019年9月18日水曜日

『地球へ…』(竹宮 惠子) Toward the Terra

竹宮惠子先生が描いた伝説的SF大作『地球へ…』を読みました。

竹宮先生のマンガは初めて読みましたが、女性作家によるものとは思えないほど、濃い作画とストーリーに衝撃を受けました。巻末のインタビューによると、竹宮先生が20代の頃に執筆されたようです。すごいですね。

内容は、宇宙、超能力、遺伝子操作、人工知能などが描かれた、SFです。SF作品、結構好きなので、本作も違和感なく入っていけました。念動力によるアクション場面よりも、テレパシーとそれが巻き起こす衝突に焦点があたっていたようです。テレパシーものと言えば、筒井康隆先生の「家族八景」を思い起こします。

絵柄やコマ割り、表現方法は古典ですが、内容としては、現在の民族紛争や国際情勢とも通ずるところがあり、現代においてもなお通じる普遍的なテーマを取り扱ったものだと思います。

全3巻、一気に読みました。読んだ後、あまりの内容の濃さに、頭がぼーっとなりました。


2019年9月8日日曜日

進撃の巨人 121話「未来の記憶」の感想 Attack on Titan Chapter 121


本記事は、『進撃の巨人』(諫山創)第121話(別冊少年マガジン2019年10月号(9月9日発売))の感想記事です。先日書いた予想記事(進撃の巨人 121話の予想)の答え合わせもしつつ、感想・考察をしたためたいと思います。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事 進撃の巨人 120話「刹那」の感想


進撃の巨人の特性が明らかに


ついに進撃の巨人の特性が明らかになりました。

未来の継承者の記憶も見ることが可能だとのこと。

巨人化能力者たちは、過去の継承者の記憶をみることができます。血のつながりがあれば余計に見やすくなるとのこと。しかし、進撃の巨人は、さらに未来の巨人の継承者の記憶もみることができるそうです。

始祖の巨人をもっていたフリーダも、また、マーレで巨人について詳細な知識を有していたと思われるジークも、いずれも、進撃の巨人のこの特殊能力の存在を知らなかったようです。二人とも驚いた表情でしたので。

グリシャがジークを抱きしめるシーンがありました。しかし、過去干渉したり、まして過去にタイムトラベルできる能力ではないと思いますよ、あくまで、表現手法としてだと思います。

エレンの記憶をみたグリシャが、おそらくそこにいるであろうジークを思い浮かべて抱きしめるしぐさをしただけのことかと。

難しくなってきましたねぇ。

グリシャをエレンがコントロール?


ジークは、エレンがグリシャに洗脳されていると思い込んでいました。

しかし、実際は違いました。

グリシャはレイス一家の殺害をむしろためらっていたけれども、エレンの強い意志に突き動かされて実行したように見えます。


エレンが見た風景とは?


エレンがヒストリアの手を取って手に口づけしたときに、エレンは表情が凍っていました。

このとき、エレンは、未来の記憶をみたようです。ややこしいですが、未来のエレンが何某かの光景を見て、それを過去のグリシャが未来のエレンの記憶としてみました。さらにそれをグリシャの過去の記憶としてエレンが見たようです。

エルディア人安楽死計画は実行されるのか?


ジークが始祖ユミルに対してついに命じます。

すべてのユミルの民から生殖能力を奪えと。

これ、本当に実行されるのかなぁ?

子どもは希望、未来そのものなのに、生まれない展開って、さすがにないだろうと思います。

実行された場合、「生殖能力」の意味にもよりますが、現在妊娠中の人にも影響が及ぶのでしょうか? その場合、ヒストリアのお腹の中にいる赤ちゃんは? そんな残酷展開、見たくない。。。

決まった未来なのに、エレンが進み続けるのは、もちろん自由を求めるためだと思うのですが、さらには、ヒストリアのお腹の中にいる子どもを守るため何ではないでしょうか。


エレンは本当に自由意志で動いているのか?


エレンはかつてこう言っていました。

オレは自由だ
オレが何をしようと何を選ぼうと
それはオレの自由意志が選択しただけだ


しかし、エレンは本当に自由なのでしょうか?

進撃の巨人は、

いつの時代も自由のために戦った

といわれています。

自由を求めるのは、進撃の巨人の特性なのでは?

さらに、未来の記憶がみえているということで、エレンは未来の記憶に縛られて動いているとも思われます。

自由を求める主人公が実は自由ではなかった、あるいは、「自由」の奴隷だったとしたら・・・

こんなどんでん返しはないですよね。



次回が早くも待ち遠しいです。


※ 前回の感想記事 進撃の巨人 120話「刹那」の感想

2019年9月5日木曜日

コレットは死ぬことにした 87話の感想 Colette Decides to Die Chapter 87


本記事は、『コレットは死ぬことにした』87話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年19号(2019年9月5日発売)

※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 86話の感想


今回の感想

休載が続いていました。待望の連載再開。期待に胸を膨らませて読みました。

ハデス様を励ましたコレット。地上へ戻ってからは、雷雨から避難してきた人たちのために、避難所のお手伝いをしていました。

続く激しい雷雨に、人々も不安になっていたようです。

そんななか現れた、美しい女性。それは、愛の女神アフロディーテでした。言っていることはよくわからないけれど、さすが女神様。貫禄があります。

唐突に登場した感じがしますが、何かの伏線になるのでしょうか?

一方、ハデス様は、冥府を見て回ります。裁判が滞り、死人たちも滞留しています。ハデス様、何か思案しているようです。






2019年9月4日水曜日

ブスに花束を。40話「エスコート下手たちのダブルデート」の感想 Busuhana Chapter 40

ブスに花束を。40話「エスコート下手たちのダブルデート」(作者: 作楽ロク、掲載誌:ヤングエース 2019年10月号)の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。39話「下心がないとは言えないけど真心です」の感想

前回のあらすじ


上野君がバイト仲間から映画のチケットをもらいます。田端さんの好きな、ベリ甘の映画であることを知り、田端さんにチケットをあげたいと思う上野君。一方、田端さんは年末の上野君の告白についに返事をしようと悶々としています。すったもんだの挙句、新橋君、大塚さんも交え、タブルデートをすることになりました・・・。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。39話「下心がないとは言えないけど真心です」の感想

新橋君の心境の変化


新橋君は、憎めないキャラです。彼も根本は善人なのです。

大塚さんの良さを知って、ドキドキする新橋君。

大塚さんと進展するのかな?


急接近するも…?


映画の最中に物理的に急接近した上野君と田端さん。
オチはブス花らしく・・・。

五反田君の誕生日も忘れない田端さん


五反田君の誕生日はお正月だったのですが、田端さん、インフルエンザにかかって寝込んでいたのですよね。そのまま五反田君の誕生日エピソードはスルーかと思っていましたが、きちんと回収されました!

本当に律儀で誠実な、田端さんです。

「エスコート下手たち」とは


毎回、味わいのある、ブス花のタイトル。

今回は、「エスコート下手たち」とは新橋君と上野君のことですね!

上野君は居眠りしちゃったし!

謎の新キャラ登場。上野君のライバルか?


前回の39話では、冒頭で、上野君のバイト仲間の男性も出てきました。絵柄の描写からして、ただのモブキャラとは思えず、今後登場する可能性もありかと思っていたのですが、本当に再登場しましたよ!


しかも、田端さんの知り合いでもあるんですね!

どんなつながりでしょうか?

予想① 小学生のときに田端さんをからかった男の子。好きだから構っていたとか?

予想② 中学の同級生。

案外、田端さんが喪女キャラ、自虐キャラを確立した過去のエピソードが出てくるかもしれません。

私は、田端さんの自虐キャラは好きですが、一方で、どこかで克服というか、変化しなければならないのではないかと思います。相手の好意をそのまま受け止められるようになる、というか。でないと、田端さんも上野君も疲れてしまう気がして。

この男性の登場が、案外ターニングポイントになるかもしれません。

あるいは、ただの当て馬キャラとしての役割を担うのかな? 今後この男性と田端さんのなんらかの絡みがあって、上野君のヤキモチ、モヤモヤも見られるのでしょうか?

五反田君の誕生日プレゼント選びについては、微塵も嫉妬を感じず、相変わらずの天然ぶりを発揮した上野君ですが、さて、どうなるでしょうか。

意外に上野君、嫉妬深い一面もあるんですよね。夏休みのバーベキューパーティーのときは、新橋君が田端さんとダブル幹事をつとめていたときにモヤモヤを感じていたし。

しかし、新橋君はネタ担当というか、鶯谷さん一筋でしたし、新橋君が上野君の恋のライバルになるという展開はなかなか想像しがたいものがありました。

しかも、新橋君は今後大塚さんと進展しそうで、ますます田端さんとの恋的な展開は想像しがたいものがあります。上野君の感情を深掘りするためにも、新たに新キャラを投入したのかもしれません。

とまぁ、いろいろ想像していましたが、どんな役割を担うのか、楽しみです!

両想いになるまでまだひと悶着ありそう


上野君の告白にやっと田端さんが返事をしようとしたところで、新キャラ登場でした。

二人が両想いになるまでまだひと悶着ありそうですね。

早く両想いになってラブラブするところを見たいなぁと思いつつ、一方で、もう少しじれったさを楽しみたい気もしております。

次回の「ブスに花束を。」第41話の展開予想


今回のラストも踏まえると、41話は、40話の続きで、あの男の子が何者かが明らかにされるでしょう。彼の果たす役割がどうなるのか、上述の通りですが、わくわくしますね!


ブス花では、コミックス1冊につき、6話収録されています。これまでの収録パターンを踏襲すると仮定すると、7巻には第42話まで収録されるはずです。

そうすると、次々回の第42話は、次巻への引きの強い、ムズキュン展開に違いありません。

もちろん、第42話が最終話となる可能性もありましたが、本作が「次にくるマンガ大賞」のコミックス部門第5位に入賞した以上、42話で終わるのではなく、まだ続くと予想されます。

よって、その前の41話は、日常エピソードか、あるいは、42話に続くエピソードのどちらかでしょう。

→ ブスに花束を。41話「どこにでもある恋の話」の感想

2019年9月1日日曜日

進撃の巨人 121話の予想 Prediction of Attack on Titan Chapter 121

本記事は、別冊少年マガジンで連載中の、『進撃の巨人』(諫山創)第121話の展開を予想する記事です。

本記事は、これまでの進撃の巨人の内容のネタバレを含みますので閲覧注意です。



※ 関連記事 進撃の巨人 120話「刹那」の感想



次の記憶の描写からスタート



進撃の巨人120話の最後は、シガンシナ区にある、かつてのイェーガー一家の地下室で、エレンがジークに対して、「次の記憶だ ジーク」と声をかけて、ジークの顔がアップになるコマで終わりました。

そこで、121話では、「次の記憶」の描写から始まると予想します。

次の記憶については、どのような場面が含まれるのでしょうか?



第1話の伏線が回収される?


進撃の巨人はいくつもの伏線があります。そのなかでも最大級の伏線が、第1話。

「いってらっしゃい エレン」というセリフが発せられるシーンです。






この木の枝が9本あることについても、九つの巨人との関係で要注目です。


今になって振り返ってみると、第1話で、長い夢を見ていたと言って涙を無意識に流していたときのエレンは、眠っている間に過去の巨人継承者たちの記憶をたどっていたのではないかと思われます。

そして、最新120話で、ジークとエレンの記憶の旅が始まりました。120話で描かれた記憶は、エレン幼少期まででした。そうすると、次回121話では、エレンが子どもだった時代、つまり、第1話のエピソードと同じタイムラインまで進むのではないかと思います。

ついに、第1話の伏線が回収されるのでしょうか? わくわくしますね!


グリシャが始祖の巨人を奪還したシーンも含まれる?


次に重要な出来事は、グリシャの始祖奪還です。

グリシャが始祖の巨人を奪還する直前に、フリーダがグリシャに対して発した台詞の内容が判明するのではないでしょうか?

121話で描かれた、グリシャが断念した始祖の巨人の奪還。

一度は断念したにもかかわらず、なぜ、最終的に奪還することにしたのか?

そして、寿命が13年間に縮むことを知りつつも、なぜ、愛する息子であるエレンに巨人を継承する決意をしたのか?


120話では、これでもかというふうに、グリシャが愛情をこめてエレンを育てる姿が描かれていました。また、グリシャは、かつて、ジークの子育てに失敗しています。

とすると、グリシャは単にエルディア帝国の復権を希望してエレンに巨人を継承させたわけではないはずです。

次号で、いよいよ、グリシャの真意が明らかになるのではないかと期待しています。

ヒストリアのお腹の子の父親も確定?


120話では、エレンの記憶のかけらのなかに、涙を浮かべるヒストリアがありました。服装や髪型からして、エレンがマーレに潜入する前、そして、ヒストリアが幼馴染の青年に声をかける前後ではなかったかと思われます。

いよいよ、ヒストリアの妊娠に関連して、エレンが果たした役割が明らかになるのではないかと思います。エレンが父親なのか、はたまたローグがかつてぼやいたように、幼馴染の青年なのか・・・。

気になります!

ジーク改心エピソードがあるのか?


エレンとの記憶の旅を通じて、ジークがグリシャの理解を深め、改心するか?

個人的には、そこまで単純な話でもないと思います。

グリシャが幾らかつての行いを悔いたところで、ジークの過去は覆りません。

ジークはグリシャへの反発心を心の糧に生きてきたと言っても過言ではないのです。

改心するどころか、かえって暴走する危険もあるかなと。




関連記事 進撃の巨人 120話「刹那」の感想

2019年8月28日水曜日

花野井くんと恋の病 17話 Hananoi-kun to koi no yamai Chapter 17

この記事は、「花野井くんと恋の病」第17話(森野 萌)(デザート2019年10月号)の感想記事です。

ネタバレを含みますので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事 花野井くんと恋の病 16話


デザート2019年10月号の表紙&巻頭カラーは『花野井くんと恋の病』でした♪

デザート2019年10月号

安定感あるカップルという風情ですね!

さて、今回のお話しの感想をざっくりと。

  • 春休みが終わり、高校二年生に進級したほたると花野井くん。クラス替えがありました。ほたるはしばむーと同じ組。花野井とは今回も別クラス。
  • グループでランチを食べることに。メンバーは、女子三人組と、倉田君、そして花野井くん。
  • ついに、花野井くんの下の名前が判明しました!「颯生くん」というのですね。爽やかなお名前です。名前もかっこいいのはさすがですね。
  • ほたるちゃんに名前を呼ばれて、顔を赤らめる花野井くん。青春だー。
それにしても、この作品はどういう方向へ向かっていくのでしょうか。なかなか予想がつきません。

2019年8月21日水曜日

エレンとヒストリアの関係 進撃の巨人 120話「刹那」 をふまえて

本記事は、エレンとヒストリアの関係について考察する記事です。

現在最新の、『進撃の巨人』(諫山創)第120話(別冊少年マガジン2019年9月号(8月9日発売))までのネタバレを含みますので、ご注意ください。


エレンの記憶の断片にうつるヒストリア


目に涙を浮かべるヒストリアの姿が見えます。
二人の関係が予想以上に深いものであったことがうかがわれます。

エルディア人安楽死計画を拒否するエレン


120話では、エレンの真意が明らかになりました。

ガビにより首を飛ばされ、事切れる直前だったエレン。

しかし、ジークがエレンの頭部をキャッチし、接触したことで、エレンとジークは座標にたどり着きました。

そして、ジークは、エレンに安楽死計画を実行するように言います。

しかし、エレンはきっぱりと拒否しました。

エレンは、エルディア人安楽死計画には全く賛同しておらず、ただ、「道」へ来るために、ジークに話を合わせていただけでした。

こんなふざけた計画 
オレは到底受け入れられない
悪いが兄さん、オレはここに来るために
あんたに話を合わせていただけだ 
(120話「刹那」 より)

エレンの真意は?


エレンの目的は、「自由」です。

エレンは、「道」あるいは「座標」にたどり着くことを目的に、ジークの計画に協力していたようです。


是が非でもヒストリア巨人化を回避したかったエレン 



始祖の巨人の力を行使するためには、王家の血統の者を巨人にして、接触すればよいのです。

王家の血統の者は、現時点で二人います。ジークとヒストリアです。

ヒストリアを巨人にすれば、始祖の巨人の力を行使することができたはずです。そうすれば、ヒストリア個人の寿命は13年に短くなってしまったけれど、とても簡単に事は進んだはずです。

にもかかわらず、エレンはジークを選び、ヒストリアを巨人にする道を選びませんでした。

マーレにわたる前は、エレンは、地ならしに慎重でした。ヒストリアを巨人にして、獣の巨人を食わせることについても慎重でした。

「地鳴らし」の維持に我々の命運を委ねるのは危険です
残された時間の限り
あらゆる選択を模索するのが我々の取るべき最善策
ではないでしょうか?
(107話「来客」より) 


エレンは、どうしてもヒストリアを巨人にはしたくなかったのです。

でも、そのためにエレンが払った代償は大きなものでした。マーレ戦、そして、現在進行中のシガンシナ区戦で、多くの人命が失われました。マーレ人、エルディア人双方に甚大なる被害が発生しました。その中には、104期の仲間であった、サシャも含まれます。そして、最終的にはエレン自身の首まで飛ばされてしまったのです。


それでも、エレンは選んだのです。エレンにとっては明確な優先順位があったということです。

ヒストリアのお腹の子の父親はエレンなのか? 


107話で判明した、ヒストリアの妊娠。

108話で、ヒストリアが子どものころ、近所に住んでいたいじめっ子が相手だとされました。

しかし、このぽっと出のモブキャラが相手だとはにわかには信じがたい。

ヒストリアの子どもの父親が本当はエレンなのか、それは今もわかりません。しかし、エレンがなんとしてもヒストリア巨人化を避けたかったということは現時点で確定と言って良いでしょう。

個人的には、ヒストリアとエレンは、同志のような関係だと思っていました。残りの寿命がわずか数年のエレンが、恋愛をして、子どもを残すということも、あまり考えにくいかなと思っていました。

でも、一方で、ヒストリアのお腹の子どもが、あのモブお兄さんとの間にできたのだとは、にわかには信じがたいのです。


2019年8月9日金曜日

進撃の巨人 120話「刹那」の感想 Attack on Titan Chapter 120

本記事は、『進撃の巨人』(諫山創)第120話(別冊少年マガジン2019年9月号(8月9日発売))の感想記事です。先日書いた予想記事(進撃の巨人 120話の予想)の答え合わせもしつつ、感想・考察をしたためたいと思います。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事 進撃の巨人 119話「兄と弟」の感想



進撃の巨人のテーマは「愛」だった


120話を読んで、改めて、「進撃の巨人」の根底に流れる重要なテーマは「愛」だと実感しました。

父親に愛されたエレン。それをまざまざと見せつけられる、異母兄ジークの心境たるや。

グリシャは、ジークも愛していたと思うのです。エルディア帝国復興という思想の前に、その表現は歪んでしまったけれど。

ジークが誕生したその日に、グリシャは、涙を浮かべて喜びました。その気持ちに変わりはないはずです。

グリシャが進撃の巨人を継承する前に、クルーガーが、壁の中の人を愛せよ、と言いましたよね。その言葉を覚えていたかどうかは定かではありませんが、グリシャは、壁の中の人と出会い、新たな家庭も築き、壁の中の人を愛しました。だからといって、最初の家族だった、ダイナやジークを忘れたわけではないのです。覚えていたからこそ、地下室で、ジークに対する台詞が口をついて出たのでしょう。



赤ちゃんエレンがかわいい


赤ちゃんエレンがとても可愛いです。本当に赤ん坊らしくって。

エレンは、ハイハイしたり、つかまり立ちしたり。

そして、それを見つけ、抱き上げ、満面の笑みを浮かべるグリシャ。グリシャの台詞はないけれど、一つ一つの所作から、グリシャが、本当に息子エレンを愛し、可愛がっていたことがわかります。

グリシャの記憶に刻み付けられた、グリシャ、カルラ、赤子エレンの団欒風景。

これでもか、これでもか、というように丁寧に描かれています。

それを見つめるエレン、心なしか目が潤んでいるように見えます。

失われた家族。もう二度と戻らぬ光景なのですよね。

切ないなぁ。苦しいなぁ。

赤ん坊エレンのかわいらしさ、そして、家族団らん風景が幸せそうだからこそ、なおさら、その後にこの一家を襲った悲劇の残酷さが際立ちます。

母親は巨人に喰われ(しかも父親の前妻・・・)、父親は自分が喰ってしまい、息子は首が飛ばされ・・・改めて書き出してみると、本当に悲惨です。


エレンの生死は不明のまま


進撃の巨人第119話「兄と弟」では、ジークに駆け寄り、腕を伸ばすエレンに対して、ガビがコルトの持っていた対巨人用ライフルを撃ち放ち、エレンの首が飛んでしまうという衝撃的な展開がありました。

この点については、以下の【予想】をしていました。

エレンがこのまま死んでしまうと、取引材料も何もなくなってしまい、最終的にマーレ軍がパラディ島を支配するという展開が予想されます。さすがにそれはないでしょう。エレンは生きていると思います。
しかし、120話のときは、エレンの生死が不明のままで、一気に数年先へ進む展開もありうると思います。

→ 結局、精神世界でのエレンは登場しましたが、現実世界でのエレンの生死は不明のママでした。

やはり首を飛ばされるというのはエレンにとって相当のダメージだったようです。

ジークが言うには、エレンが目覚めるまで、「道」の世界では、もう永遠とも思われるくらい、ずっと長い時間が過ぎたようです。

青年だったジークが、ひげもじゃもじゃの初老男性にまで変貌してしまうくらいですからね…!

これは精神世界での時間の経過であって、現実世界では一瞬のことなのでしょうが。

始祖ユミルはどうやらエレンの体を作り直してくれたようなのですが、それがそのまま現実世界でのエレンの体に反映されるかは未知数だと思います。ジークとその意を受けたユミル様の思うがままということですかね!

エレンを突き動かす原動力は不変ー「この世に俺が生まれたからだ!」


第14話「原初的欲求」で、生気も自我も失ったエレンがアルミンにどうして外の世界に行きたいと思ったのか聞いた際に出したエレンの答えは、「オレが!!この世に生まれたからだ!」でした。

そして、このセリフは、第71話「傍観者」において、エレンの母親であるカルラの「だって・・・見てくださいよ こんなにかわいい だからこの子はもう偉いんです この世界に生まれてきてくれたんだから」というセリフと対になるように思います。

そのセリフが、今回もエレンの口から出てきましたね。


始祖ユミルさまも奴隷的ポジションだった・・・!!


今回、また新たな真実が明らかになりました。

始祖ユミル様ご自身にもはや意志はなく、ユミル様が主人と認めた者のために、座標で孤独に巨人を作り続けてきたのですって!!

始祖ユミル様は、ジークを治癒した初登場のとき、なんだかボロボロの服を着ているのが印象的でした。なんと、彼女自身も奴隷的なポジションだったのですね!! 永遠とも思われる悠久の時間、たった一人で泥をこねて、求められるがままにユミルの民のために巨人を生成していたのでしょうか。。。孤独すぎる!!

アッカーマン一族と王家との関係を想起させますね。なにか伏線でしょうか。

今後作中で、始祖ユミル様がその業から解放されるときが描かれるのではないかと思います。

自らの意志がなく、奴隷のように王家に従うというのは、自由を求めて進み続けるエレンと真逆の存在です。彼女がどんなふうに昇華されるのかも楽しみです。


始祖ユミルに対する疑問点


さて、始祖ユミルについては、現時点で、いくつか疑問点があります。

まず、気になるのは、始祖ユミルは、王家のご先祖のはずですが、そうすると子孫に服従を強いられているということになるのでしょうか?

また、始祖ユミルは三人の娘(シーナ、ローゼ、マリア)がいたはずです。しかし、道に現れた始祖ユミルは少女の姿であり、とても3人の娘をうんだ女性には見えません。本当に彼女は始祖ユミルなのでしょうか? もちろん、現在の道の少女は、いわば思念体のようなもので、実際に始祖ユミルが死亡した時の容姿とはまた違う姿なのだ、という説明も可能であるとは思います。



「不戦の契り」の解除?


ジークが自力で「不戦の契り」を解除したと発言していました。

これが本当ならエレンが始祖の巨人を保有している意味がなくなりますね。

始祖の巨人の力を引き出す鍵としての存在にすぎなくなるのか。

無数の記憶のかけらの意味


今回、エレンの持っていたと思われる記憶の断片が飛び散るという、きわめて印象的な見開きのページがありました。

そのなかで気になったのは、知らない人が見受けられること。

そして、涙を浮かべるヒストリアもうつっていたことです。

妊婦姿だけうつって、その後全然出てこないヒストリア。

ヒストリアとエレンの間で交わされた会話が何だったのか、気になりますねー。


エレン戦槌ダミー説は?


エレンが戦槌の巨人の力でダミーを作ったのではないか、という説については、以下の【予想】をしていました。
顎に喰われたはずの靴とズボンが再生しているので、あれは戦槌の巨人の力で作ったダミーだという予想もあります。しかし、おそらく作画ミスでしょう…。

→ やはり、エレンのダミーではありませんでした。

諌山先生が、わざわざエレンの首を飛ばしたことには、何か意味があるはずです。

エレン、このまま死んじゃったら嫌だなぁ。でも、子どもも含め、マーレで大量殺人・破壊行為をしたエレンは、相応の罰を受けることになるとも思われます。

ガビがエレンの首級を持ち上げて、人類を救った英雄のように雄たけびを上げるという嫌な図柄が浮かんでしまいました・・・。

ジークは?


この点については、以下の【予想】をしていました。

エレンの首が飛んでしまいましたが、ちょうどジークが受け止められそうな距離だったので、ジークが受け止めて、始祖の力発動!という展開もあり得ます。

→ 冗談半分で書いた予想でしたが、本当にジークが受け止めてしまったようでビックリしました!

諌山先生、ジークの野球ネタはこのシーンのために温めていたのでしょうか。。。

エレンが座標で目覚めるまで、長い時間が過ぎたようです。そのため、青年だったジークは、ひげもじゃもじゃの初老男性にまで変貌してしまいました。これは現実世界に戻ったら元に戻るのでしょうかね。

その他の面々の状況は不明


下記諸点についても予想を立てていましたが、結論として不明のままでした。


  • アルミンとミカサは?104期生はどう動く?
  • ファルコ巨人は?
  • 巨人化したエルディア人たちは?
  • イェレナは?

おそらく、今回からスタートした、エレンとジークの記憶の旅が終わるまでは、他の面々の行く末は描かれないと予想します。

グリシャの着ている服がエレンの服と同じ


若かりし頃のグリシャが、赤ん坊エレンを抱き上げているシーン。グリシャの着ている服が今のエレンが着ている服と同じでしたね。

今後の展開に影響するのか、気になります。


記憶を通じて過去へ影響をもてる?


記憶の中の赤ん坊エレンとグリシャがエレンとジークに気づいたような描写がありました。

過去への影響と言えば、映画『インターステラー』を彷彿させます。わくわくしますね!


ジークのエレンに対する執着と認識のずれ


進撃の巨人第120話の冒頭シーンで、エレンがジークの投げたボールを受け止めきれずに落としたシーンが象徴的でした。ボールは、ジークの理想、計画、夢である、エルディア人安楽死計画のメタファーであり、エレンはそれを受け止めなかったということでしょうか。

ジークは、異母兄エレンは、自分と同じく、毒親グリシャにエルディア帝国復興の民族主義を刷り込まれ、洗脳されたと思い込んでいます。

エレンがエルディア人安楽死計画に賛成するつもりはない、と暴露した後も、エレンに対する想いは変わっていないようで、始祖の力を使ってエレンを救いたいと言っています。

ジークは本当にエレンが好きなんですね。家族に対する執着のようなものでしょうか。

一方、エレンは結構冷めた感じです。エレンはやはりエルディア人安楽死計画には賛同していなかったんですねー。

「こんなふざけた計画オレは到底受け入れられない」
「悪いが兄さん オレはここに来るため あんたに話を合わせていただけだ」

今月の別冊少年マガジンの表紙




みんないい笑顔!舞台裏って感じですね!

手塚治虫先生のスターシステムのように、漫画のキャラクターたちも、諌山先生の描く進撃の巨人の舞台を演じる役者たちである、というようなイメージで描かれたのでしょうか。本当に素晴らしい役者たちです。


次号(進撃の巨人第121話)も楽しみです!

※ 前回の感想記事 進撃の巨人 119話「兄と弟」の感想

2019年8月7日水曜日

「HeiSei七色いんこ」(石田敦子)の感想 Heisei Rainbow Parakeet

本記事は、HeiSei七色いんこの感想記事です。



テヅコミで連載されていた、石田敦子先生の「HeiSei七色いんこ」がコミックスとなりました。8月5日に発売されたのですが、さっそく購入して読みました。

ちなみに、テヅコミとは、手塚治虫を敬愛するマンガ家たちが、手塚作品を自由な発想でアレンジしたオリジナル作品を執筆している雑誌です。

石田先生の「HeiSei七色いんこ」は、手塚治虫先生の「七色いんこ」を原作とする演劇ドラマです。

本作では、物語は、舞台芝居の代役を請け負う天才役者にして劇場荒らしの泥棒でもある“昭和の怪盗”七色いんこが、平成の終わりに突如復活したことから始まります。果たして平成の七色いんこは、七色いんこの名を騙る模倣犯なのでしょうか、それとも昭和の七色いんこと同一人物なのでしょうか。

そして、平成いんこを負うのは、やっぱり女刑事なのですが、千里万里子刑事ではなく、別人です。

千里刑事はどこへ?そして、この女刑事の正体は?

第一話では、七色いんこが、大手芸能社プロデュースの舞台「ブラック・ジャック」に呼ばれて、ブラック・ジャックの代役を頼まれます。演じる作品が手塚先生の作品という、一粒で二つおいしいみたいな・・・!!

石田先生の描く女の子は可愛いですねー。絵柄は手塚先生と全然違うのに、よく特徴がとらえられてあって。

大好きな七色いんこの世界に浸ることができて、幸せでした。


2019年8月5日月曜日

進撃の巨人 120話の予想 Attack on Titan Chapter 120

エレンの生死が不明のまま進む可能性


進撃の巨人第119話「兄と弟」では、ジークに駆け寄り、腕を伸ばすエレンに対して、ガビがコルトの持っていた対巨人用ライフルを撃ち放ち、エレンの首が飛んでしまうという衝撃的な展開がありました。

エレンがこのまま死んでしまうと、取引材料も何もなくなってしまい、最終的にマーレ軍がパラディ島を支配するという展開が予想されます。さすがにそれはないでしょう。エレンは生きていると思います。

しかし、120話のときは、エレンの生死が不明のままで、一気に数年先へ進む展開もありうると思います。

エレンダミー説は?


顎に喰われたはずの靴とズボンが再生しているので、あれはせんついの巨人の力で作ったダミーだという予想もあります。しかし、おそらく作画ミスでしょう…。

ジークは?


エレンの首が飛んでしまいましたが、ちょうどジークが受け止められそうな距離だったので、ジークが受け止めて、始祖の力発動!という展開もあり得ます。


アルミンとミカサは?104期生はどう動く?


アルミンとミカサは、離れたところにいたので、エレンが銃撃に倒れた様子は見ていないでしょう。

エレンが撃たれたときに一番近くにいた調査兵団はジャンとコニーです。二人が何かアクションする展開もありそうです。

ファルコ巨人は?


すぐに巨人の力を制御できるかは難しいと思います。

しかし、ファルコの行動原理は、ガビを守ることにあります。ファルコ巨人がもし巨人の力をすぐに制御できた場合は、ガビを連れて戦闘現場から離脱するのではないかと思います。


巨人化したエルディア人たちは?


キース教官が巨人を削ぐという展開もあり得ます。


イェレナは?


祈るような顔だった彼女。どのような場所にいるのでしょう。ジークの安楽死計画がとん挫するとなれば怒り狂いそうです。


2019年8月4日日曜日

ブスに花束を。39話「下心がないとは言えないけど真心です」の感想 Busuhana Chapter 39

ブスに花束を。39話「下心がないとは言えないけど真心です」(作者: 作楽ロク、掲載誌:ヤングエース 2019年9月号)の感想記事です。

※ ネタバレを含みますのでご注意ください。

※ 前回の感想記事:ブスに花束を。38話「神様、背中を押して」の感想 

映画「ベリ甘」の伏線回収


ブスに花束を。第37話「好きって知って。」で、「ベリ甘」の映画公開の伏線が出ていましたね。上野くんと田端さんの初デート場所になるかと予想していましたが、予想があたって嬉しいです。きちんと伏線回収されましたね。

上野君がバイト仲間のお姉さんから、「ベリィより甘く」の映画のチケットをもらいます。夏休み期間中、彼氏のためにダイエットをしていたお姉さんですよね。

また、上野君のバイト仲間の男性も出てきます。制服をきているし、高校生? ちょっと絵柄の描写が丁寧で、ただのモブキャラとは思えない、ちょいイケメンキャラですよ。今後登場する可能性もありかな?

一方、田端さんもようやく前向きな気持ちになり、上野君に返事をしようとします。直接話したい、返事をしたい、という田端さん。うん、がんばっている!

三学期になり、クラスでは、上野君に好きな人がいるうわさが広まっています。うわさの出どころは、絵美と友達ですね。不愉快な二人組・・・。

注目を浴びる上野君。席替えで離ればなれになることになり、上野君も田端さんも、お互い、相手と話したいのに話せない!

結局新橋君の提案でダブルデートすることに。


リア充女子と一緒でも違和感のなくなった田端さん


今回、鶯谷さん、大塚さんと田端さんの三人組で歩いているシーンがありました。
リア充女子と一緒にいても違和感のなくなった田端さん。
この三人の組み合わせ、なんだかいいですよねー。


田端さんは結局返事をしたのか?


最初はチケットをあげるだけのつもりだった上野くんでしたが、新橋くんになかば背中を押されるように、結局映画を一緒に観に行こうと誘うことにしました。

上野君「もう観たとか 俺がいたら気まずいとかあれば…」
田端さん「いいえっ」「あの…」

そのあと視点が新橋君に変わったため、上野君と田端さんの二人の間で交わされた会話の内容はわかりませんでした。
上野君は新橋君に微笑んでピースサイン。
その後、バスケも絶好調の活躍ぶり。

これ、田端さんの「あの…」の後に続くセリフがむっちゃ気になるんですが・・・!!

映画に行くことのOKだけだったのでしょうか、それとも、上野君に告白の返事もしたのでしょうか?




新橋君のダブルデートへのこだわり


第4話「高校デビュー」登場時から、新橋君が心密かにあたためてきた目標が、鶯谷さん、リア充上野くん、そしてその彼女とのダブルデートです。

前回(38話「神様、背中を押して」)でも、新橋君は「その暁にはダブルデートでもしようぜ!」と言ってましたね。



大塚さんと新橋君に進展…?


新橋君、ダブルデートは鶯谷さんを念頭においていたのですが、アクシデントにより、大塚さんを誘ってしまいます。

大塚さんのほうが新橋君を気にかけているような印象でした。勘違いから恋が生まれるのか…。

鶯谷さんと新橋くんはどう転がってもくっつきそうにもないです。新橋君、大塚さんと幸せになるのか。



田端さんのことをよく知らないことを再認識する上野くん


この回でも、上野くんは田端さんのことを全然知らないことに改めて気が付きます。37話「好きって知って。」で、鶯谷さんに、田端さんのことを全然わかっていないんだから、とカツを入れられた時以来ですね。

知らない、気になる、知りたくなる・・・ということなのかな。

昼休みのボッチ飯は寂しいので、田端さんと上野くんが屋上で一緒にお弁当を食べるところみたいです。

次回の「ブスに花束を。」第40話の展開予想


次回は、上野くんと田端さん、新橋くんと大塚さん、のダブルデートの回ですね。

どうなる、ダブルデート?

新橋君と大塚さんの仲が進展すると予想します。

田端さんと上野くんがくっつくことはもはや既定路線なので、あとはどのようにまとまるかの描写だけでしょう。

田端さんと上野くんの仲が進展するより先に新橋君と大塚さんの方が進む可能性もあるかなぁ?

それにしても、田端さん、いよいよ上野くんとのデートです! いつもはパーカーにジーンズだけど、せっかくだからワンピースやスカート着てほしいなぁ。


ブスに花束を。40話「エスコート下手たちのダブルデート」の感想

2019年8月1日木曜日

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(5) (ビッグコミックス)の感想

『二月の勝者』は、中学受験の隠された裏側、合格への戦略を、圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作と言われています。NHK「おはよう日本」で紹介され話題!読むと面白い。中学受験をさせる親御さんに見てもらいたい内容です。

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(5)

主人公は、生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人。ブラックジャックを彷彿させるネーミングですね。天才・異才ダークヒーローの源流・ブラックジャック。黒にちなんだ命名をされるキャラクターが増えました。



さて、最上位クラスΩへの特昇をかけた選抜テストがついに実施決定されました。
昇格する生徒の名前が発表されました。この結果を導いた要因とはなんでしょう?

生徒たちの緊張も、日に日に張りつめていきます。自習室で生徒同士のトラブルも。

そして、各校舎の生徒が一堂に会する夏合宿。
全桜花生のトップはどんな生徒でしょう。

時々、天才としか言い表せないタイプの子がいます。天才のやり方は、多くの「普通の」子どもたちには何の参考にもならないでしょう。まるみちゃんの今後は気になる。

志望校選びで親の作戦が試される「併願パターン」は、親の責任も重大です。

最下位の男の子の放課後居場所問題。「普通の小学生」の生活ってなんだろう?家庭の事情で、学童代わりで通塾を求める家庭がある。共働き家庭も同じ。塾が放課後の子供の居場所という発想はありますね。学童保育と勘違いしているような親もいますね。

受験では夏が勝負だ、天王山だ!とよく言います。

2019年7月30日火曜日

『進撃の巨人』だけ読む方法 無料で読めることも

『進撃の巨人』の掲載誌を購入せず、進撃の巨人の各話だけを読む方法を探してみました。

「進撃の巨人」を読むためだけに別冊マガジンを毎月買うのはちょっと納得がいかないという人には、「マガポケ」は無料で進撃の巨人が読めるのでオススメのアプリです。

漫画『進撃の巨人』だけ読むならマガポケというアプリがあります。

各話だけの販売をしています。マガポケの進撃の巨人更新日は毎月9日頃です。

進撃の巨人を読むの必要なポイント数は150ポイントです。マガポケでポイントを貯めるにはルーレットをしましょう。

また、英語版については、Amazon.comで各話ずつ販売しています。1.99ドルです。

為替レートを考えても、現状ではマガポケのほうが安いですね。


2019年7月27日土曜日

天堂家物語【最新話特別編】感想【LaLa9月号】猿の恩返し

LaLa9月号では、特別編「猿の恩返し」が掲載されていました。

まだらんが天堂家にいた頃のお話しでした。

「猿」とは、もちろん、らんのこと。

らんのこそこそした様子に、いろいろ考えて悶々とする雅人様。

ほっこりするエピソードでしたね。



天堂家物語、今後の予定は、LaLa11月号(9/24発売)に「序章」掲載。
そして、LaLa1月号(11/22発売)より待望の新章&毎号連載スタートとのことです。
楽しみですね~

2019年7月24日水曜日

コウノドリ (27) (モーニングコミックス) の感想 Kounodori: Dr. Stork (27)

コウノドリ(27) (モーニングコミックス)の感想です。



かなり緊張感のただよう、不穏な、27巻でした。苦しい話でした。


今回は、医療安全管理編。医療安全管理者という立場の方が新たに登場人物に加わります。病院の中で人知れず発生するトラブル。ペルソナでその調整と解決を一手に担うのは、医療安全管理者・磯野エイキチ。

妊婦と病院、どちらにも肩入れせずに対話を促す彼の仕事はとても繊細で重要です。彼のもとには、今日も新たなトラブルの報告が舞い込んでくるのです・・・。

トラブル内容は、軽重様々。なかでもやはり生死にかかわるものは重いですね。とても続きが気になるところで終わっていました。次巻がどうなるのか。

病院スタッフが全力で頑張っても、結果に繋がらないこともあります。無事に出産できるのが当たり前のように思われるけれど、それがそうじゃなかった場合、悲しみのぶつけ場所は病院や医師になりやすいのでしょう。

医療関係者は本当に大変だと思います。患者からのクレームも多い日々働く医療従事者の皆様。しっかり休養も取らせてあげて欲しいですね。

2019年7月20日土曜日

コレットは死ぬことにした 86話の感想 Colette Decides to Die Chapter 86

本記事は、『コレットは死ぬことにした』最新86話の感想です。

掲載誌:「花とゆめ」2019年16号(2019年7月20日発売)

※ ネタバレを含むので、ご注意ください。

※ 前回の感想記事:コレットは死ぬことにした 85話の感想

前回のあらすじ


ミノスが割ってしまった、冥府の水鏡。なおすことはできず、新しく創ることに。一つ目巨人キュクロプスとゼウスが協力。地上では激しい雷雨に。

今回の感想


一つ目巨人キュクロプスとゼウスによる、「水鏡」の作成は難航中。オリジナルはかつて巨人キュクロプスが三人がかりで作ったもの。やはり、ゼウス様の単身ではなかなか難しいようです。

地上にも影響が出ています。激しく続く雷雨に、逃げ惑う地上の人々。その中にはコレット一行も。

情報収集のため、ヘルメス様は天界へ。コレットとディオ様は冥府へ。ここで、コレットは、ミノス、アイアコスにも会います。体調を崩したミノスの看病にあたるコレット。

ここで、ミノスの過去が語られました。水が苦手だった理由も明らかに。

冥王としてのハデス様は、部下に対しては虚勢を張るものの、コレットにはお見通しでしたね。神様だって、不安です。

さて、ハデス様の決断とは? ギリシャ神話どおり、ミノスたちを部下にするのでしょうか? 水鏡は?

気になる続きですが、しばらく休載。「コレットは死ぬことにした」の本誌連載再開は、「花とゆめ」2019年19号です。




土砂降りはハデス様の心の中? ハデス様にとっての光は、コレットですね。

2019年7月16日火曜日

『進撃の巨人』で英語を学ぼう~作中頻出用語の英語表記 English Translation of Attack on Titan 

Titan  巨人


Pure Titans  無垢の巨人 
Sonny and Bean  ソニーとビーン 
"Abnormals"  奇行種 
Titan Shifters  巨人化能力者 
"curse of Ymir"  ユミルの呪い
"Coordinate"  座標
"Earth Devil"  大地の悪魔 
Nine Titans  九つの巨人 

  1. Founding Titan  始祖の巨人  
  2. Attack Titan  進撃の巨人 
  3. Colossus Titan  超大型巨人 
  4. Armored Titan  鎧の巨人 
  5. Female Titan  女型の巨人 
  6. Beast Titan  獣の巨人 
  7. Jaw Titan  顎の巨人 
  8. Cart Titan  車力の巨人 
  9. War Hammer Titan  戦槌の巨人


その他の固有名詞


Shiganshina District シガンシナ区 

Wall Maria  ウォール・マリア 
Wall Rose  ウォール・ローゼ 
Wall Sheena  ウォール・シーナ 
Survey Corps  調査兵団 
Garrison Regiment  駐屯兵団 
Military Police Brigade  憲兵団  

Training Corps  訓練兵団 
The 104th Training Corps  第104期訓練兵団 
Survey Corps Special Operations Squad  調査兵団特別作戦班 
Squad Levi  リヴァイ班
The First Interior Squad  中央第一憲兵団 
Anti-Personnel Control Squad 対人制圧部隊
Anti-Personnel Vertical Maneuvering Equipment Squad 対人立体機動部隊

Marley  マーレ
Paradis  パラディ 
"spawn of the Devil"  悪魔の末裔 
Eldia  エルディア  
Empire of Eldia  エルディア帝国 
Eldians  エルディア人 

Subjects of Ymir  ユミルの民 

Liberio Internment Zone  レベリオ収容区 
Public Security Authority  治安当局  
Marleyan Military  マーレ軍 


"honorary Marleyans"  名誉マーレ人 
Warrior Unit  戦士隊 
Warrior candidate  戦士候補生
Tybur family  タイバー家
Eldian Restorationists  エルディア復権派
Anti-Marleyan Volunteers  反マーレ義勇兵 

the Oriental  東洋
Azumabito family  アズマビト家 
Hizuru  ヒィズル 
Shogun clan  将軍家 

イェーガー派 Yeagerists

戦術・装備


Vertical Maneuvering Equipment  立体機動装置 
Anti-Titan Rifle 対巨人ライフル 
anti-personnel vertical maneuvering equipment 対人立体機動装置

人名


  • Main Characters
    • Eren Yeager  エレン・イェーガー 
    • Mikasa Ackerman  ミカサ・アッカーマン 
    • Armin Arlert  アルミン・アルレルト 
  • Paradis
    • Darius Zackly  ダリス・ザックレー 
  • 104th Training Corps
    • Keith Shadis  キース・シャーディス 
    • Jean Kirstein  ジャン・キルシュタイン 
    • Marco Bott  マルコ・ボット 
    • Connie Springer  コニー・スプリンガー 
    • Sasha Blouse  サシャ・ブラウス 
    • Krista Lenz  クリスタ・レンズ 
    • Historia Reiss  ヒストリア・レイス 
    • Ymir  ユミル 
    • Floch Forster  フロック・フォルスター 
  • Survey Corps
    • Erwin Smith  エルヴィン・スミス 
    • Zoe Hange  ハンジ・ゾエ 
    • Mike Zacharius  ミケ・ザカリアス 
    • Moblit Berner  モブリット・バーナー 
    • Ilse Langnar  イルゼ・ラングナー 
    • "Ilse's Notebook"  イルゼの手帳 
    • Thomas  トーマ 
    • Nanaba  ナナバ 
    • Louise  ルイーゼ 
    • Holger  ホルガー 
    • Wim  ヴィム 
  • Special Operations Squad 
    • Levi Ackerman  リヴァイ・アッカーマン 
    • Eld Jinn  エルド・ジン 
    • Oluo Bozado  オルオ・ボザド 
    • Petra Ral  ペトラ・ラル 
    • Günther Schultz  グンタ・シュルツ 
  • Garrison Regiment
    • Hannes  ハンネス 
    • Dot Pixis  ドット・ピクシス 
  • Military Police Brigade
    • Nile Dok  ナイル・ドーク 
    • Marlowe Freudenberg  マルロ・フロイデンベルク 
    • Hitch Dreyse  ヒッチ・ドリス 
    • Boris Feulner  ボリス・フォイルナー 
  • First Interior Squad
    • Captain Kenny Ackerman  ケニー・アッカーマン隊長 
      • "Kenny the Ripper"  切り裂きケニー 
    • Traute Carven  トラウテ・カーフェン 
    • Djel Sanes  ジェル・サネス 
  • Ruling family
    • Fritz  フリッツ 
    • Rod Reiss  ロッド・レイス 
    • Frieda Reiss  フリーダ・レイス 
  • Civilians
    • Grisha Yeager  グリシャ・イェーガー 
    • Carla Yeager  カルラ・イェーガー 
    • Kaya  カヤ  
  • Ymir Fritz  ユミル・フリッツ 
  • Karl Fritz  カール・フリッツ
  • Marley
    • Calvi  カルヴィ 
    • Theo Magath  テオ・マガト 
  • Warrior Unit
    • Zeke Yeager  ジーク・イェーガー 
    • Reiner Braun  ライナー・ブラウン 
    • Bertolt Hoover  ベルトルト・フーバー 
    • Annie Leonhart  アニ・レオンハート 
    • Marcel Galliard  マルセル・ガリアード 
    • Porco Galliard  ポルコ・ガリアード 
    • Pieck  ピーク  
    • Gabi Braun  ガビ・ブラウン  
    • Falco Grice  ファルコ・グライス 
    • Colt Grice  コルト・グライス 
  • Tybur family  
    • Willy Tybur  ヴィリー・タイバー 
  • Other inhabitants
    • Faye Yeager  フェイ・イェーガー  
    • Tom Xaver  トム・クサヴァー 
    • Gross  グロス  
    • Niccolo  ニコロ  
  • Eldian Restorationists 
    • Eren Kruger  エレン・クルーガー 
    • Dina Yeager  ダイナ・イェーガー 
    • Grice グライス
  • Anti-Marleyan Volunteers
    • Yelena  イェレナ 
    • Onyankopon  オニャンコポン  
  • Others
    • Kiyomi Azumabito  キヨミ・アズマビト 


職位

general  元帥
commander  隊長
Sergeant Major  曹長


一般用語


うなじ nape
安楽死 euthanization